岡田港・波浮港の越冬ウミネコ [伊豆大島の鳥たち]
西向きの海っぺり我がロッジの冬は、居ながらにして夕陽を拝めるものの、時に家を破壊せんばかりの強い西風が夜通し襲ってくる。怖いから冬の大島暮しは敬遠しがちで、この時期の鳥事情はまったくわからない。で、岡田港に行けばカモメ類が群れていた。遠目で4種ほどいるかと撮ったが、ウミネコとオオセグロカモメのそれぞれ幼鳥混じりだった。漁師は「もうちょっと前まで真っ白になるほどいたが、今は少し減ってきた」と言った。ウミネコは日本の東北地方などで繁殖し、大島には越冬で飛来する。2月の銚子漁港の越冬カモメは約15万羽というから、そこ経由で渡ってきたのかもしれない。写真はウミネコ成鳥群のなかに第1回冬羽に移行中の幼鳥らしきが中央にいる。幼鳥は褐色の羽に灰色混じりで脚も嘴もピンクっぽい。3年で成鳥になる。成鳥は脚と嘴が黄色で嘴先端が黒と赤、アイリングは赤。飛翔姿で尾羽の黒い帯が特徴。この時期、波浮港の方がより多くいたが、2月下旬頃から繁殖地に帰って行くそうで、今回見たのは帰って行く直前だったのかも。写真下は第1回冬羽の飛び姿。すでに尾羽に黒い帯があった。
2009-03-02 08:01
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