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飛行機雲の尾流雲にグレタさんの怒り! [雲のお勉強帖]

hikoukibiryu_1.jpg ベランダから見る北寄り上空の飛行機雲に、尾流雲があった(その辺は飛行機ルートゆえ、飛行機雲に間違いなかろう)。

 荒木著の雲本よりまとめひく。「人為起源雲の飛行機雲は、ジェットエンジンが吸い込み圧縮~燃焼の300~600度の排ガス。上空の空気に冷やされて雲凝結核し、過冷却雲粒から氷晶化されて現れるもの。上空の水蒸気量によっては長時間存在して〝遺伝雲・変異雲として巻雲〟になる。その尾流雲は、雲から落下する水滴や氷粒子が降水として地上へ達する前に蒸発し筋状になったもの」

 飛行機の排ガスは車の排ガスと同じ。一酸化炭素・炭素水素・窒素化合物・粒子状物質・二酸化炭素の大気汚染物質。この排ガスによる死亡は、墜落事故で命を落とすより確率が高いらしい。むろん地球温暖化の原因。

 スウェーデンの16歳グレタさんが、飛行機に乗らぬ主義もそのためで、同国には「飛び恥」という言葉もあるそうな。我が国は、その辺にトンと無頓着だ。石炭燃料の火力発電所が白い煙を排出し、訪日客増の経済効果を喜び、さらなら増便対応に来年から羽田着への東京上空(概ね新宿~渋谷~品川。大井町付近は高度約340m)ルートを飛ぶらしい。騒音被害ばかりが取り沙汰されているが、本当は排ガス被害の方が断然怖いのかもしれない。

 飛行機雲を見て「まぁ、キレイ」などと言えば、間違いなくグレタさんに睨まれる。

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