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気になる方々の書斎 [暮らしの手帖]

syosaitanbo_1.jpg 前回の続き。今回は「書斎本」から「気になる方々の書斎」を数行まとめ。

 まず詩人・吉増剛三氏は現80歳。小生、若い時分に吉増氏と諏訪優氏に下町を歩きつつ対談していただいたことがある。奥様がマリリアさん。洋風書斎と思いきや、マンション8Fの和室で正座しての詩作。念願叶って入手は江戸文机のよう。パソコン嫌いで万年筆派。インクをコレクションとか。

 同じく詩人・仏文科名誉教授の天沢退二郎氏は現83歳。やはり手書き派。自宅に書斎・書庫3か所もあるが、読書や執筆は近所の喫茶店が多いとか。騒がしい喫茶店が意外に集中できるのは小生も知っている。

 絵本・童話作家のきむらゆういち氏は現71歳。氏も自宅、事務所、大学に書斎を持っていながら、オープン書斎=ファミレス活用で面白い。

 現代美術家の秋山祐徳子氏は現84歳。都営住宅在住。母を亡くしてから独居老人。各部屋散らかし放題で足の踏み場もないが「天才は場所を選ばず。原稿はベッドに座って、原稿用紙を膝に乗せて書く」

 俳優・滝田栄氏は、現69歳。昨今は仏像彫刻で有名。八ヶ岳山麓のアトリエが仕事場。

 「話の特集」の元編集長・矢崎泰久氏は現86歳。妻子が暮す家を出て、都心マンションで一人暮らし。「介護ポストセブン」で昨年まで「一人暮らし。ああ、快適なり」を連載。氏の父の義兄が物集高量氏(106歳で没)で、自身の新婚生活は物集氏と同居で、新聞記者で外泊続きの間に、新妻が88歳の物集氏に手籠めにされたと告白。ホントかいなぁと驚いた。「好色のすすめ」「エロティズム礼賛」などを書いている。

 ノンフィクション作家・佐野眞一氏は現72歳。60歳で書庫備え付け。天井高い自宅を新築。2012年の週刊朝日「ハシシタ 奴の本性」で挫折も、雌伏後に60年安保・全学連委員長『唐牛伝』を上梓。次に読む本に決定。

 小生は20代半ばからフリーで「仕事部屋=書斎」だった。馬場アパート~早稲田通り~昔の新宿厚生年金会館の3軒隣ワンルーム~新宿御苑近くの倉庫上でベランダ付き事務所~市ヶ谷佐内坂~市ヶ谷お濠沿い~曙橋~幡ヶ谷~新宿と転々とし、事務所が2ヶ所の時もあり、また自宅も5回ほど移転した。

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