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経産省のTCFD、ICEF、RD20って何だ?(9) [異常気象と地球温暖化]

yujinie.jpg_1.jpg 写真と駄句「破壊力異常がフツーの台風ぞ」。前項は2018年の台風24号による倒木写真で、今回は2019年9月の台風15号。千葉県の被害甚大だが、写真は伊豆大島・友人の壊された手作りロッジ。今や異常気象がフツー。

 さて、前項で記した経産省の「TCFDサミットって何だ」。昨年10月に経産省が設立。時の大臣=公職選挙法違反の疑いで雲隠れした菅原一秀。「ICEFって何だ」。2014年発足の日本主導「世界エネルギー・環境イノベーションフォーラム」。第6回総会が昨年10月に約70の国・地域からエネルギー・環境分野の有識者千名余が参加とか。「RD20って何だ」。産総研主催によるG20各国が有する知見を融合しCO2大幅削減に向けた非連続なイノベーション創出に繋げるためのクリーンエネルギー技術分野における研究機関のリーダーを集めた会議とか。

 政治の世界は魑魅魍魎。何がなんだかわからない。前項で記した「エネルギー総合工学研究所~国からの不正受給2億6500万円返還」もあり。天下り機関か? 今の為政者らが余りに信用できぬゆえ、何事も素直に信じられない哀しさよ~です。

 別角度から「二酸化炭素を取り出す技術」についてを調べてみる。ネット検索すると様々なニュースがヒットした。2019年12月4日「中国新聞」。「高効率石炭火電でCO2除去技術確立へ」の記事。概要は~中国電力と電源開発が出資の「大崎クールジェン(株)」(広島県大崎)が、石炭を発電燃料とする際に発生のCO2を取り除く技術=回収率90%以上を目指して、2020年度末までにプラントの信頼性、経済性を確認する段階に入った。経産省は同社敷地内にCO2再利用の研究施設を置くことを検討。

 さらに1019年10月21日の「室蘭民報社」。通産省依託の国家プロジェクト「日本CCS調査」で、苫小牧沖でCO2を地中に封じ込める実証試験が新ステージに入った。今月下旬に圧入目標の30万トンに達したとの報。~とまぁ、あちこちで二酸化炭素削減、封じ込めの技術研究・実証実験が進行しているらしいことがわかった。

 果たして日本が「2050年までにCO2排出量ゼロ」を先導、いや、その一助に、はたまた期限に間に合いましょうか。今年1月29日設立の「ゼロエミッション国際共同研究センター」(初代センター長にノーベル化学賞受賞の吉野彰氏が就任)は、それら研究・技術開発を綜合する機関なのでしょうか?

 それにしても我が国の首相は「ひろく募ってはいるが、募集はしていない」とシラッと言い放つ不誠実な方。後で平気な顔で(二酸化炭素を)「減らすとは言ったが、削減するとは言っていない」と言い出しかねず、それが罷り通る変な国に成り下がっている。

 すでに小生は二酸化炭素の分離・始末の研究・開発が並大抵のことではないことを11年前の2009年刊の書『CO2と温暖化』で読み知っている。次回は同書の、その部分を紹介してみたい。

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