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最新の新聞海外報道に注目(6) [異常気象と地球温暖化]

urimono_1.jpg 1月16日の東京新聞のニューヨーク記者報で「昨年の世界平均温度2番目の高さ~温暖化の傾向裏付け」の題字。以下その内容~ 米航空宇宙局(NASA)と米海洋大気局(NOAA)は15日に、2019年の世界の平均気温が過去10年間で16年に次ぎ2番目に高く、10~19年は「史上最も暑い10年間だった」と発表。

 ~海洋に蓄積された熱量は過去最高で、長期的な温暖化傾向とともに海面上昇が助長される可能性を指摘。NOAAは、19年の平均温度が20世紀の平均より0.95度上回わり、産業革命前(1890~1900)の平均より1.15度高くなったと指摘。NASAは二酸化炭素など温室効果ガスの排出量が増えたのが主因とみて、これは偶然の出来事ではないと指摘。

 こう記している今朝の新聞にも、新型肺炎や首相の〝うそ発言〟などの記事に埋もれるように「フランス暖冬26度超」の報あり。~南東部フレジュスの最高気温が、これまでの最高気温1990年2月23日の23度を上回った。仏環境省は「欧州各地に記録的な高気温が広がって、長期的に生物多様性への影響が懸念」とあった。

 そして1月15日の新聞には「温室ガスゼロへ122兆円投資」の記事あり。以下、その概要~ 欧州連合(EU)欧州委員会は14日、EU域内で温室効果ガス排出を2050年に実質ゼロにする目標に向けて経済・社会構造を転換していくため、今後10年で少なくとも1兆ユーロ(約122兆円)を投資する計画だと発表。その約半分はEU予算、残りは加盟国や公的機関、民間などで拠出するとか。

 なんだか切羽つまって来た感じですね。また「異常気象・地球温暖化」には巨額がつきまとうゆえ〝えげつないビジネス〟も生まれる。マッケンジー・ファンク著『地球を「売り物」にする人たち』は、そこに群がる投資家・金融・保険会社の動き、浮島を売り込む建築家、飲料水ビジネス、氷が解けた北極海航路とその領有権を狙う国、氷が解けた地下資源を狙う国、水や農地利権を狙う企業~と営利を貪ろうとする有象無象のレポート。

 1週間前の新聞にも、トランプ大統領が氷が解け出した「グリーンランドを買いたい」発言が注目を浴びたとの紹介があって、ロシアが新航路開拓や天然資源採掘に今後15兆ルーブル(約25兆9千億円)の投資を見込み、軍備強化も目指しているの記事があった。

 以上、昨今新聞の海外情報でした。次に日本の「異常気象・地球温暖化」関係の報道をアップしてみましょう。

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