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老いのはる身体と機器に困惑し [暮らしの手帖]

 昨年12月、夫婦共々、コロナPCR検査「陰性」を確認して入院のハプニング。病気は違えど、共に一瞬「ここは何処?」の意識混濁状態あり。女房は息子出産以来で、小生は白内障手術の1泊2日以来の15日間に及ぶ入院。共に老いてフィジカルが覚束なくなってきた。

nd16set_1.jpg 同時にデジタル機器にも新たな事態に襲われた。過日、ブログ用にデジカメを構えたがシャッター切れず。そんな時は、近くの新宿西口・三井ビル「キヤノンサービスセンター」に持ち込んだが、同店舗はいつの間に閉鎖で、仕方なく東銀座の同サービスセンターへ行った。

 使い勝手の良さで愛用の「EFS17~85mmレンズ」のシャッター部が壊れているの診断。修理費2万円余。さらにボディ「EOS40D」も修理対応期間終了ゆえ「修理するより新システムで揃え直したら~」に、いやぁ参った・参ったです。

 幸いボディは未だ健在ゆえ、机を漁って古レンズ「EF28mm・MACRO60mm・100~400mm白レンズ」などの装着は、問題なくシャッターが切れた。思案の結果、当面はスナップ写真は28mm(52mm径)にND16(減光フィルター)付き(写真上。古いボディ・レンズも真っ黒フィルターで精悍な顔になった)とし、机上での複写・ブツ撮りは「SIGMA18~200mm」の新体制に決めた。

 iPoneにも戸惑った。「ios14にヴァージョンアップをどうぞ」のメッセージに対応したら、機能が随分変わったらしい。「白梅にメジロ」を撮ったらシャッター音が消えていて、撮った写真を観たらメジロが飛んでいて、階段の人を撮ったら、人が階段を昇る動画になってい、腰を抜かすほど驚いた。

 なんでも「LIVE」で撮った写真を「上へスワイプ」すると「バウンス」「ループ」「長時間露光」が選べるとか。「バウンス」が行ったり来たり、「ループ」ガ繰り返し動画(GIF形式)になるらしい。「入ったり出たり」の繰り返しエロ動画を見たことがあるが、それらしい。

 興味を覚えたのは「長時間露光」。かつてブログに「長時間露光のボケ効果(他人様の肖像権侵害防止)」に、ポケデジのレンズ前にサングラスをフィルター代わりに覆って「ISO80・F8・1/10秒」で、程よくボケさせるワザを記した(2020-05-06)が、この「長時間露光」は前後1.5秒ずつ3秒の「長時間露光」。

ihoneboke_1.jpg ちなみに新宿7丁目交差点を走行の「ホストクラブ宣伝カー」を撮って「長時間露光」したら、流れ過ぎ写真になった(写真下)。緩やかな人の動きならば「いい感じのブレ写真」になるかも。いろいろ試みてみたくなった。

 フィジカルの衰え・故障は、迫りくる死への覚悟が求められるが、デジタリ機器の新ヴァージョンは歳取りには酷だが、前向きに対処すれば「ボケ防止」になりそう。不用不急の外出自粛だが、ND16フィルター付き28mm広角で、はたまたスマホ・カメラの新機能を試しに、いざ街に繰り出してみましょうか。

 28㎜+ND16フィルターの長時間露光写真は別サイト「隠居お勉強帖」に「文1行+写真1点」でアップして行きます。 

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前立腺癌生体検査から温水洗浄便座 [暮らしの手帖]

senjyobenza1_1_1.jpg 予期せぬ15日間に及んだ入院生活を終え、フラフラと徒歩帰宅中に「そうだ、温水洗浄便座」を設置しようと電気屋へ寄った。トイレ内に電気コンセントがなく、その工事と便座で計55000円也。

 入院中の15日間で「ソノ」の快感を知っちゃった。入院生活は何故か「ペニス(小便)+肛門(大便)」意識の日々。そもそもから記そう~。

 新宿区の健康診断で「かかりつけ医」の女医(以前に大腸癌検査・ポリープ切除の大腸検査=肛門から内視鏡を突っ込むを勧められた)から、今度は「PSA値」が高いゆえ「前立腺癌」検査を受けるように促された。春の検診で言われて無視。そして年末の健康診断でも言われて大病院「泌尿器料」ヘ。「2泊3日」の生体検出検査を受けることにした。

 さて、その手術でどうも不手際があったらしく「血液に大腸菌混入」、退院予定前夜に高熱でブルブルと震えて意識が飛んだらしい。気が付くとペニスに管(尿道カテーテル)、腕に点滴が装着されていていた。若く美し優しい女性看護師による「陰部洗浄」もあったりの15日間入院。尿の量と点滴の量(通常点滴の他に解熱・抗生物質の点滴もプラス)の管理。「尿道カテーテル」が外された後は、自分で尿量と便を記録させられた。

 小生の初入院は、かくして〝陰部中心〟に相成り候。そんな15日間にお世話になったのが「温水洗浄便座」。なんとも気持ちが良く爽快なり。我家も遅まきながら「温水洗浄便座」設置となった次第。仕事では活字~写植~デジタルを経たが、便所もまた戦後実家の汲み取り~水洗~温水洗浄便座を経て、やっと現代人になった気分だ。

 病院から息子へ「尿道カテーテル」装着の旨をメールすれば、「何言ってやがんだ。俺は8歳の頃に経験しているぞ」と言われた。「温水洗浄便座」も彼の家ではとうの昔からで、我家もやっと〝今風〟です。

 おっと「前立腺癌の生体検査結果」は「癌にあらず」でホッ。15日間の入院はまさに「陰部=尿・便(ペニス・肛門)」の日々。病気ってぇのは「食う・排泄」由来が多いのだろう。一般病棟とはいえコロナ禍で医師・看護師不足の中でお世話になり「感謝の日々」でもありました。

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物々しく「新宿図書館」通常利用再開 [暮らしの手帖]

 昨日やっと「新宿区図書館」が通常利用になった。とは云え1時間毎に「消毒・換気」30分間の休館。最寄りの「中央図書館」へ行ったが、入口には待ち人数よりガードマンやスタッフ大勢が構えて、いやはや大仰かつ物々しいこと。近所の「特定感染症指定医療機関」(全国4カ所の一つ)の「国立国際医療研究センター病院」より過敏厳戒体制で、この異常さは一体何なのだろうと思ってしまった。

 閉館続きの当初は、新宿の10万円給付配布率が全国最低レベル(今も音沙汰なし)ゆえに、図書館職員も区役所に駆り出されたか、いやまさかとは思うが蔵書全てを消毒でもしているのかしらと思ったもの。

usigomejyo_1.jpg 新宿は「東京アラート」解除後も、相変わらず〝夜の街〟の感染者増だが、上記の国立医療センター病院はじめ「かかりつけ医」、スーパー、コンビニ、ファミレスなど各病院・店舗・諸施設がとうに通常営業ながら、図書館だけが、やっと7月1日に通常利用再開で、かくピリピリの厳戒態勢。そこから今回は図書館からコロナ感染者が多数出たのかしら~(東京都は感染者が出た店名・施設名・事業者名を公開していない)と思ってしまった。

 さて、昨日図書館で『牛込氏と牛込城』(新宿区郷土研究会刊・20頁の小冊子)が館内閲覧なのでコピーさせていただき、同じく小冊子の『大胡系牛込氏の研究』(牛込博康著)、『島村抱月~人及び文学者として』(川副国基著)、『こしかたの記』『続こしかたの記』(共に鏑木清方著)を借りた。再び〝読書の通常生活〟復活です。「新宿区図書館」ありがとうございます~です。

 宿題だった6月3日のブログ『牛込氏と牛込城』を読むを、やっと追記した。★今、ニュース速報で東京の感染者100人突破。比して為政者らは「コロナここにあらず」で連夜の会食漬け。過敏、勝手、無関心、無策、国と都の責任なすり合い、厚生省ピント外れ、専門委員会~皆それぞれがそれぞれの方向で動いて収拾つかぬ日本になっている。まずは東京から沈んで行くのかなぁ~。

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ひとり家に居て閑に日を送り~ [暮らしの手帖]

yopujyokun1_1.jpg 以前、ブログで貝原益軒『養生訓』の筆写を続けていたが、14回で中断してしまった。「Stay home」の過ごし方にピッタリの項目(総論・下)があったので筆写する。

 ひとり家に居て、閑(しずか)に日を送り、古書をよみ、古人の詩歌を吟じ、香をたき、古法帖(古今の名筆を鑑賞・手本とした帖)を玩(あじわ)ひ、山水をのぞみ、月花をめで、草木を愛し、四時(春夏秋冬)の好景を玩ひ、酒を微酔にのみ、園菜(野菜)を煮るも、皆是心を楽ましめ、気を養ふ助なり。貧賤の人も此楽しみつねに得やすし。もしよく此楽をしれらば、富貴にして楽をしらざる人にまさるへし。

 なにやら「Stay home」の神髄のようです。筆写は天保5年(1834)の浪花・岩井壽樂藏板を参考にした。久し振りの「くずし字」で、筆が思うように運ばぬも、乾き切った筆が墨をふくんで喜んでいた。

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新羽田ルートのなぜ? [暮らしの手帖]

shj14_1_1.jpg 「Stay home」。自宅で歌や踊り~は縁がなく、さて何をしましょうかと思っていたら、上空騒音(重低音の響き)が凄い。「新羽田ルート」。実験飛行より大きな轟き。コースも若干変わったか。実験時は自宅ベランダから見えずも、今は爆音・排気ガス撒き散らすジェット機が目視できる。

 飛んで来る機体やコースを知るには「flight reder24」がお勧め。地図上に飛んでいる全飛行機をリアルタイムで表示。調べたい飛行機にカーソルクリックで左画面に機体写真、機体番号、飛行軌跡、時間などが表示される。

 あたしのPCはデスクトップゆえ、机上でデータ確認し、さぁ来るぞ!でカメラを手にベランダへ出る。例えば写真上は「SFJ14」。スターフライヤー7G14。機体はAirbus A320型。黒塗りの粋なデザイン。北九州空港に本拠地を置く日本の会社。UBJ(宇部市)~HND(羽田)便。羽田着は16:43 。房総半島上空を市原市辺りから湾上に出て船橋上空~松戸~川口辺りで左旋回して都心へ。

ana568_1_1.jpg 写真下は「ANA NH568」。高知~羽田便で17:00着。Boeing767-381。房総上空を千葉市~松戸~川口で左旋回して都心へ。

 こんな感じで観察していればすべてが国内便。コロナ感染で五輪中止、インバウンド皆無。他県への移動自粛の今、いったい誰が乗っているんだ。空港にはズラッと〝駐機〟。何故に「新羽田ルート」を飛んだのだろう。こんな馬鹿が罷り通るのが今の行政。「地に堕ちた」と思わざるを得ない。

 新宿でこの騒音。羽田近くの騒音と排ガスはいかばかりか。案の定、テレビで「実験時より騒音2割強。我慢ならねぇ」の住民コメント。新宿、渋谷、港、品川の各区で抗議活動展開。現・国交大臣の座右の銘は「真実は現場にあり」「一人立てるときに強きものは真正の勇者なり」とか。ここは現場を知り、一人でも立ち勇者になれ。「10万円」の例もある。「連立離脱」をほのめかせば~。

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東新宿駅は「ロッキー・ステップ」凌駕 [暮らしの手帖]

rocky2_1.jpg 花園神社北側~新宿三丁目の「長い地下道」について記した次は、大江戸線・副都心線の「深さ=長い階段」のお話です。

 あたしは目白「のぞき坂」(アニメによく登場)の急坂途中で足が萎え、大休止を強いられたショックを記したが、以後は大腿筋のために階段を使うよう心掛けています。

 最寄りの副都心線「東新宿駅」出入口に「海抜31.5m」の表示あり。そこからエレベーターで降り、さらに「長いエスカレーター」で降りた所が改札口。さらに1F下が「渋谷方面」、2F下が「池袋方面」ホーム。

 この「長いエスカレータ―」併設の「長い階段」(写真)を登ります。途中で筋肉が悲鳴をあげるも、最後まで登り切れば〝ロッキー気分〟で、両手を挙げて雄叫びをあげたくなってきます。

 ロッキーがテーマ曲と共に駆け上った階段は、ペンシルベニア州フィラデルフィア美術館の正面玄関。映画後に通称「ロッキー・ステップ」で72段とか。

 では東新宿駅の「長い階段」は何段あるのだろう? 暇ゆえ数えましたら、なんと92段で軽く「ロッキー・ステップ」を凌駕です。さらに電動上昇機を使わずに階段で地上(明治通り)へ出るには、階段50段で計142段。一方の大江戸線「東新宿」も電動上昇機を使わず階段で地上(職安通り)へ出るにも、二つの階段で計96段。

 この辺の在住者の誰もが、ロッキーになれる素晴らしい環境をお持ちです。えぇ、階段を昇る方なんかいませんから「ソーシャルデスタンス」の心配もなし。近所で無料で健康・体力を維持。「コロナ」に負けるなです。

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国立の悲鳴が届く春爛漫 [暮らしの手帖]

haruranman_1.jpg 歩道脇の植え込みが〝春爛漫〟でした。その百㍍ほど先に「国立国際医療研究センター」、同病院裏側に「国立感染研究所」。医療従事者の皆さんは、麗らかな春とは無縁。ハイリスクのなかで緊張と御苦労の日々。感謝と応援申し上げます。

 近所ゆえ「かかりつけ医」より同病院への紹介も多く、小生は脊柱狭窄症、大腸ポリープ、肺癌検査。息子の嫁や子の入院時の日々面会。まぁ、馴染の大病院です。コロナ感染は言わずもがな、他の病気で迷惑をかけぬよう健康留意の日々でございます。

 こんな大ごとなのに、あの方々は「新型コロナウイルス」を見ぬ振りで、頭は「五輪・五輪とアベノミクス」だったのですから呆れます。結果、初動の大きな遅れ。この期に及んで「アベノマスク、アベノコラボ」の素っ頓狂。

kokurituiryo_1.jpg 医療体制充実も出来ず。収入減世帯30万円給付も、世帯主外に配慮したかと思えば一転して「一律10万円・緊急事態宣言の全国拡大」。〝安倍一強〟の右往左往の哀れさよ。

 詭弁交じりの聞くに堪えぬ饒舌長説明。その一強に意見も言えぬ国会議員全員に「歳費全額削除+懲罰」の御仕置がしたい。

 江戸庶民がそうして憂さを晴らしたように狂歌でも詠みましょうかねぇ。「コロナ過に人気取りのみ己なし 朝令暮改に庶民眠れず」。都々逸「小さきものは囁き頼りの総理のケツと申候」。川柳「美しき右寄り国に棲みかねて分別わかるフツー恋しき」。そして老中引退する定信を見た足軽がこう言ったそうな。「あいつを見ろ、世の中を悪くしたのはあいつだ。あの馬鹿な夫婦だ」。以上、独裁6年松平定信「寛政の改革」時の庶民の落首・戯歌・伝聞のモジリで候。

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コロナ不況と歌舞伎町キャバレー [暮らしの手帖]

kabukicyo_1.jpg 専門家の意見を聞かず、文部・厚労の実態を知らず、入念計画もなしに次々と独断~。彼にとって国民は〝こんな人たち(2017)〟ゆえ、頭にあるのは自身の低迷した人気回復だけ。

 「総理、米国がチャーター機で自国民避難計画です。総理も即実施すれば~」。「北海道知事が決断力で人気上昇です。総理も即真似すれば~」。そう囁いたのは今井尚哉(総理秘書官)らしい。政治素人の隠居にそう思わせるのも、国のリーダーながら未成熟な人格ゆえだろう。

 今朝の雑誌新聞広告。「文藝春秋」見出しに「安倍総理よ〝国民を守る〟原点に帰れ」が櫻井よしこで驚いた。もっと驚いたのが「女性自身」見出し。「陽性判定が大量隠蔽されている~病院関係者の怒りの告発」(見出しだけで購読せず。これまた「官邸指示」で厚労省が「言論弾圧」しそう?)。

 そんな魑魅魍魎、いや〝えぇ格好しぃ〟リーダーによる災禍の様相で「勝手にやってくれ」って感じになってきた。あたしはトイレットペーパーに群がる人々のニュース映像から「オイルショック」を思い出した。

 不況になれば、まず「フリーランサー」が先に倒れる。小生は20代半ばからフリーで、自ら選んだ道ゆえ、自分で活路を見出さなければいけません。仕事なく支払いあり。新聞広告にあった高給の歌舞伎町キャバレーに勤め出した。

 そこは突然の不況で食えなくなった青年らの溜まり場で、実に面白い連中が集っていた。ウエイターを経てボーイ長修業へ。全ホステスの源氏名・番号を暗記して扉外で呼び込み。「お兄さんにぴったりの娘が待っていますよぅ~」

 呼び込んだ相手が、以前の仕事仲間だった。彼が見かねて紹介してくれたのが「男女交際誌」編集。そこからまぁ様々な編集仕事を渡り歩いた。そんな噺はどうでもいいかぁ~。

 今回はウイルス相手で八方塞がりです。フリーランサーの青年や幼子を抱く若夫婦らが、あたしの経験したような辛いことになりませんように~と祈るばかり。大丈夫ですよ、きっと乗り越えられますから。(追記:フリーランスの休業補償4100円問題で、御用コメンテーターや首相はフリーランス=フリーターと思っていたそうな。笑わせてくれて、座布団一枚)

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「ダイヤモンド・プリンセス号」の広告 [暮らしの手帖]

cruise_1.jpg 隠居ゆえ通勤電車に乗らぬが、13日に「副都心線」に乗った。こんな車内広告があって驚いた。「今年のGW旅行はクルーズで!ダイヤモンド・プリンセス キャンペーン」。

 新型コロナウィルス集団感染で、連日世間を騒がせている横浜・大黒ふ頭のクルーズ船の、GWツアーの募集広告。あたしは目ン玉剥いて見入ったが、他の人は同ポスターを見馴れているのか、特別の反応なし。

 あたしが思う〝フツーの感覚〟ならば、これほどの騒動になっているのだから、ツアー募集の車内広告は即、中止だろうに~。そんな臨機応変が出来ない=今回の集団感染のような気がしないでもない。

 ダイヤモンド・プリンスの筆頭株主は、102隻所有の「カーニバル ピーエルシ」。日本法人は株式会社カーニバル・ジャパンらしい。感染陰性の乗客らの下船は今日から始まり、各国が自国民をチャーター機で退避させるとか。そしてGWには各社・各船の新たなクルーズが始まる? 「桜を見る会」のホテル明細書、政治資金収支報告書など、あたしの〝フツー〟がガラガラと崩れ出している。

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吉野家「アタマ大盛り」 [暮らしの手帖]

yosinoya_1.jpg 今までにポタリングやウォーキング途中で「吉野家」に入ったことが幾度かある。ご飯量に比して肉が少なく、ならばと「大盛」を注文してきた。だが、それは具が多いわけではなく、飯が多かった。年寄りだから、そんなに食えるわけでもなく、いつも大盛り注文ながら飯を半分ほど残すのが常だった。

 「具だけが多い注文は出来ないものだろうか」と思いつつも、重要な問題でもなく放っておいたが、ついにネット調べ。それは「アタマ大盛り」と云うらしい。某日、野暮用で江戸川区へ行った際に「吉野家」へ入った。

 そこは食券販売機はなくて女性店員がいた。「ア・ア・アタマ大盛り」。飯は〝並〟で、肉が少しだけ多かった。念願を果たして満足なり。

 そこへ中年サラ―リマン風が店に入ってきて、こう注文した。「ライザック生サラダ。PayPay払いで、Tポイントも~」。これには参った・驚いた。「アタマ大盛り」で吉野家に一歩近づけたと思ったが、また遠のいた。

 いつか、あたしも「ライザック生サラダ。PayPay払いで、Tポイント~」と行って見たいが、きっと、そんな日は来ないだろうと思った。時代は進んでいる。

 写真は「渋谷109」横の吉野家。F/8、1/10秒。いま流行の〝ストリート・スナップ=ソール・ライター風〟に撮ってみた。手前の車のネオン反射した赤い光のブレがミソ。なぁ~んちゃって。

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堀田善衛から立花隆のネコビルヘ。 [暮らしの手帖]

tatibanatakasi_1.jpg 「書斎」ならば立花隆の〝ネコビル〟も欠かせぬだろう。氏の『ぼくはこんな本を読んできた~立花式読書論、読書術、書斎論』を借りるべく閉架本を求めた。閉架本は出てくるまで10分程待たされる。

 立花のネコビルは、堀田善衛『ミシェル城館の人』(ミシェル・ド・モンテーニュ評伝)のサイロ改造書斎に似ているのかしらと思った。堀田関連書を立ち読みすれば「読書=知りたいことの〝お勉強〟です」と記されていた。小生も最近は〝隠居のお勉強〟を連発で「ウムウム」と納得。

 立花隆〝ネコビル〟については、妹尾河童氏が氏との交流を語りつつビル落成までの顛末を記し、各階の俯瞰立体図を描いていた。立花は堀田と同じようなことを記していた。~文明社会が築かれたのは利便・利益・実用性を得たい知的欲求と、とにかく知りたいの純粋知的欲求によっている。後者は知的欲求レベルが低い人、高い人さまざまで、高い人は次から次へ未知な世界を求めて学習して行く人です。

 読書には2種類がある。本を読むこと自体が目的、それが楽しみな読書(主に文学書)と、読書を通じて新たな知識・情報なりを獲得したいという目的の読書がある。私の若い時分は文学書、教養書の読書では100人以内の読み手と自負していたが、今は文学書を読んでも面白いと感じることもなく、文学者の想像力の貧困さを痛感するばかり。そこで読み始めたのがノンフィクションです。

 各領域の知のフロンティアで何が今行われているかを伝えてくれるのは、それらの専門書です。それら書、論文から現在進行中の人類の巨大なドラマがリアルタイムでエンジョイできる(この辺になると堀田の〝お勉強〟領域を超えて、文字通り〝知の巨人〟領域に入って行く。小生は図書館や古本市などに行く度に、知らない世界のことが書かれている書の多さに圧倒される)。

 立花隆の書斎歴は、30代半ば迄がリンゴ箱時代。やがて自宅2階の4畳半とマンションの2室を仕事場にするようになる。大きなダイニングテーブルと作業台を得て仕事机に。52歳でネコビルを新築。約3万5千冊を収納。

 現在79歳。晩年は損害賠償請求訴訟で200万円の支払いを命じられたりで〝知の巨人〟イメージが崩れてきた。これは人物中心のノンフィクション作家・佐野眞一も同じ轍を踏んだが、『唐牛伝』で往時の筆力を復活させたなと思っている。佐野のノンフィクションは7~8割は読んでいるも、立花隆は殆ど読んでいない。最新作では何を読んだらいいだろうか。

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小生は書斎遊び、婆さんは「FireHD10」 [暮らしの手帖]

fireHD10_1.jpg 小生が部屋の整理をしていると、息子が婆さんに映画が愉しめるタブレット「AMAZON Kindle FireHD10」を持って来てくれた。

 小生のモデムに無線ランを設置し、その他ソフト各種が収められたタブレットで、お好みの映画をどうぞという。

 「NETFLIX」で選んだ映画をテレビ大画面で観ることも可能だし、息子は何やら「アレクサ」(AmazonAlexa)に話しかけてもいる。

 「ガラケー」から「スマホ」乗り換えも渋る婆さんだが、映画観たさには初「タップ・スワイプ」で映画を選んで観賞し始めた。婆さん「なんで急にこんな物をプレゼントしてくれたんだろう」と首をひねっている。

 思い当たる節あり。某日、婆さんが息子の家で孫の世話を頼まれたことあり。その時にアニメが観たい孫が、婆さんにタブレットの操作を頼んだらしい。デジタル苦手の婆さんは操作が出来ない。すると孫が「大人のクセに、どうして出来ないのよぅ~」と怒り、婆さんは「てやんでぇ、大人にも出来ねぇことがあるんだぁ!」。そんなひと悶着があってのことらしい。

 かくして婆さんはボケではいられない。そのうちに「アレクサ、私の好きな映画を」などと話しかけ出すかもしれない。


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気になる方々の書斎 [暮らしの手帖]

syosaitanbo_1.jpg 前回の続き。今回は「書斎本」から「気になる方々の書斎」を数行まとめ。

 まず詩人・吉増剛三氏は現80歳。小生、若い時分に吉増氏と諏訪優氏に下町を歩きつつ対談していただいたことがある。奥様がマリリアさん。洋風書斎と思いきや、マンション8Fの和室で正座しての詩作。念願叶って入手は江戸文机のよう。パソコン嫌いで万年筆派。インクをコレクションとか。

 同じく詩人・仏文科名誉教授の天沢退二郎氏は現83歳。やはり手書き派。自宅に書斎・書庫3か所もあるが、読書や執筆は近所の喫茶店が多いとか。騒がしい喫茶店が意外に集中できるのは小生も知っている。

 絵本・童話作家のきむらゆういち氏は現71歳。氏も自宅、事務所、大学に書斎を持っていながら、オープン書斎=ファミレス活用で面白い。

 現代美術家の秋山祐徳子氏は現84歳。都営住宅在住。母を亡くしてから独居老人。各部屋散らかし放題で足の踏み場もないが「天才は場所を選ばず。原稿はベッドに座って、原稿用紙を膝に乗せて書く」

 俳優・滝田栄氏は、現69歳。昨今は仏像彫刻で有名。八ヶ岳山麓のアトリエが仕事場。

 「話の特集」の元編集長・矢崎泰久氏は現86歳。妻子が暮す家を出て、都心マンションで一人暮らし。「介護ポストセブン」で昨年まで「一人暮らし。ああ、快適なり」を連載。氏の父の義兄が物集高量氏(106歳で没)で、自身の新婚生活は物集氏と同居で、新聞記者で外泊続きの間に、新妻が88歳の物集氏に手籠めにされたと告白。ホントかいなぁと驚いた。「好色のすすめ」「エロティズム礼賛」などを書いている。

 ノンフィクション作家・佐野眞一氏は現72歳。60歳で書庫備え付け。天井高い自宅を新築。2012年の週刊朝日「ハシシタ 奴の本性」で挫折も、雌伏後に60年安保・全学連委員長『唐牛伝』を上梓。次に読む本に決定。

 小生は20代半ばからフリーで「仕事部屋=書斎」だった。馬場アパート~早稲田通り~昔の新宿厚生年金会館の3軒隣ワンルーム~新宿御苑近くの倉庫上でベランダ付き事務所~市ヶ谷佐内坂~市ヶ谷お濠沿い~曙橋~幡ヶ谷~新宿と転々とし、事務所が2ヶ所の時もあり、また自宅も5回ほど移転した。

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「書斎本」から亡き方々の書斎 [暮らしの手帖]

syosaitatujin_1.jpg 年末に机上整理をしつつ『書斎の達人』(2008年刊、写真)と『書斎探訪』(2012年刊)を読んだ。雑誌「男の隠れ家」連載「男の書斎」をまとめた2冊。

 両書に全44名登場。11年前と7年前の刊ゆえ既に故人の方も多い。他の方々も今は80~90代。「書斎」テーマも「晩年の生き方」テーマを含んで面白かった。まずは故人になられた方々の〝書斎〟を数行でまとめてみる。

 演出家・蜷川幸雄氏。2016年に80歳没。娘は母屋と別に建つ書斎を「父の秘密場所、独特の空気感」。60歳前に蔵書処分も壁いっぱいに書籍。文具、絵、写真、フィギア、アールデコ風スタンドなど実に楽しそうな書斎。

 俳優・三國連太郎氏。2013年に90歳没。72歳頃の引っ越しで1500冊を処分。夕食後に2階の書斎に入ると鍵をかけた。同書に「休養に行く沼津別荘」とあるも、亡くなった時は「沼津の自宅で葬儀」と報じられていた。本のカバー写真は氏の書斎。

 仏文学者・出口裕弘氏。2015年に86歳没。37歳頃に調布市に膨大蔵書のために堅牢平屋を築。物置・押入れにも本が一杯。書棚別にテーマ分け。江戸関連、三島、太宰、安吾、澁澤、ボードレール、バタイユなど。背後書棚は趣味の息抜きの書。

 俳優・文学座代表の加藤武氏。2015年にサウナで倒れ86歳没。築地仲卸業の息子。早大卒後に新宿大久保中の教諭を経て文学座へ。43歳で家を建てた。奥様を亡くし、娘二人が家を出た居間を書斎した独居老人生活だった。

 作家・精神科医の北杜夫氏。2011年に84歳没。世田谷松原へ引っ越したら、そこは幼児期の場所。父・斉藤茂吉の蔵書20万冊は戦災焼失。2階の書斎は、家族に「触るな捨てるな」。夕食後に書斎に籠って朝まで執筆。

 評論家・渡辺昇一氏。2017年に心不全で86歳没。晩年は保守派論客。蔵書15万冊。古書収集家でもあり77歳で自宅とは別に蔵書保管・書斎(平屋で地下3階)を建築。個人書庫としては日本1とか。

 今は「男の書斎」テーマは時代錯誤で女性も頑張っている。「男の書斎」は怖い女房からの「避難部屋」。約半分が読書せぬ時代になって書斎は「趣味の部屋」へ。また書斎は持たないもスマホ・タブレット・PC内に各自「書斎」があるとも云えなくもなかろう。次は現70~90代の〝気になる方々の書斎〟についてのひと口メモ~。

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年たけて又越ゆべしと思きや~ [暮らしの手帖]

NISAKA.JPG.jpg 目崎徳衛著『芭蕉のうちなる西行』に、「愛唱の西行歌は」と問われて『新古今集』の「年たけて又越ゆべしと思きや命成けり佐夜の中山」(『西行全歌集』表記)を挙げた、と記されていた。

 西行二度目の陸奥への旅。東海道は大井川を越え、掛川〝日阪〟山中の急坂で詠んだ歌。年たけて=時を経て。べし=にちがいない。伊藤博之著『西行・芭蕉の詩学』には、思きや=過去視点から現在を余命と虚構化した言葉と説明。歌の意は~年老いて、また佐夜の中山を越えられたのは命あってこそだろう。

 この歌に通じる芭蕉句が『野ざらし紀行』の「死にもせぬ旅寝の果よ秋の暮」。42歳の実感句。田中優子先生が好きな句と挙げていた。

 小生、東京五輪は二十歳の生意気盛り。うるさい東京を脱出して、友人と伊豆で遊び過ごした。そして再びの東京五輪。「年たけて又見ゆべしと思きや命成けり五輪イヤーよ」だ。五輪を迎えるココロは、二十歳の時と変わらない。大勢の人々が夢中で浮かれはしゃいでいれば、身体の奥底から〝警戒せよ〟の声が聞こえてくる。案の定、為政者らは五輪を己のために取り込もうとしている。嫌いなタレントが「さぁ国民一体で盛り上がりましょう」と言っていた。〝馬鹿じゃないか〟と思った。

 12月のテレビが「米中バブル崩壊前夜か」を放映していた。米国は不動産急騰でバブル崩壊直前。中国経済も危険水域。そして囁かれる「オリンピックの呪い」。その番組を観て、読みたくもなかったが新年早々に白井さゆり(元日銀審議委員)著『東京五輪後の日本経済』、米国兵器爆買いで首がまわらなくなった日本の実態を調査報道した東京新聞社著『兵器を買わされる日本』を読むことに相成候。とても五輪だと浮かれちゃいられない「明けましておめでとうございます」です。

 カットはアップ済の広重『狂歌入東海道/日阪』の図。弥次さん喜多さんは日阪宿で、居合わせた巫女親子と酒宴の大騒ぎ。喜多さん、調子に乗って夜這いした。悦楽の契りを結んだ後で、相手が婆さんだったと知って慌てて逃げようとするが~。なにやら金髪爺さんに幼児性丸出しで擦り寄り、後で相手の手管に嵌められたと気付いて大慌て~と思ってしまう。

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コリアンタウン新大久保の新駅舎 [暮らしの手帖]

sinokuboeki_1.jpg 来春完成予定の「新大久保4階建駅舎」が姿を現していた。同駅は、我家近くの「東新宿」(大江戸線/2000年開業、副都心線/2008年開業)が出来るまで最寄り駅だった。地下交通網の開発に取り残された地上駅~。

 日韓ワールドカップ~「冬のソナタ」人気の頃から「新大久保商店街=コリアン通り」になった。今は中国、韓国に次いでネパール、ベトナム、ミャンマーの方々が急増で、イスラム系の店や人々も目立つ。

 「多国籍・ダイバーシティ(多様性)」、日本の明日の姿を暗示との指摘もあるが、それにしては昭和的商店街の多国籍化で、余りに時代逆行・アナクロ(anachronism)的繁栄のようでもある。

 その中で日本人は老人ばかりが増え(新宿区の65歳以上が22%)、若くバイタリティー満ちたアジア人らの異国語ばかりが街に満ち溢れている。少子化で、1年間に島根県相当人口が減少とか。一極集中と地方都市の衰退。

 先日のテレビが、ネパール留学生らを就業時間の多さを理由に次々に強制帰国させる酷い実態がレポートされていた。日本の施策に怨みを抱くアジア人を作っている。(新聞では、6月末時点で入管施設収容者1253名。人権守れ!と市民らがデモと報じていた)

 来年度予算案は税収63兆円なのに、過去最大100兆円越え。「桜を見る会」ではしゃぎ走りまわる姿を、誰かが「金をばらまいて悦ぶエリマキトカゲのよう」と言っていた。エリマキトカゲは人種差別助長の大統領(お友達)に媚びて「兵器爆買」の年間5兆円ローン。国内防衛企業へ支払う予算が足りなくなって支払い延期の事態に陥っているとか。

 「コリアンタウン大久保」はヘイトスピーチ・デモ、韓流アイドル、安いコスメ、食い物などで人気浮沈が多少はあるも、「日韓問題」最悪の今も、女の子らは〝我関せず〟の逞しさ。商店街は車道に人が溢れるほどの大混雑で、近所の一般住民は迷惑極まりない状況が続いている。

 さて「新大久保新駅舎」完成で、少しはコリアンタウンの環境が良くなるか。変わらんだろうな。最悪「日韓問題」も変わりそうもない。格差拡大も変わらず。大雨・台風対策や被害者への対策は忘れていないか。少子化対策、教育施策もお粗末。来日するアジアの若者らも苛めている。市議から国会議員、公務員の悪さばかりが目立つ。それに倣ってか、若者の凶悪事件も多い。

 来年は五輪後が心配です。少しでも日本が良い国、良い方向へ歩み出すように~。

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机上整理(2)タワーペンスタンド [暮らしの手帖]

gattai7.jpg 前回の続き。翌日、再び「新宿マルイアネックス4階・セリア新宿」へ。早くもお馴染み新ウォーキングコースです。すると「なんと言うことでしょうか」、当初探していた「タワーペンスタンド」があるではないか。

 これも収納量・安定性アップで3個を合体。最下段に重い文鎮(鉄の塊)を入れておけばビクとも動かぬ。このスタンドに常時使うペン類を入れて右手側に置けば、なんとも塩梅がいい。

 隣のビル「世界堂」で画材や、筆・ボールペンなどの文具を買ったら、隣のビルの地下「カフェ・ベローチェ」(お馴染みの店)でコーヒーを飲んで一休みし、同ビル4階まで上がって「セリア」で整理整頓ケースを購う。まぁ都合よいこと。

 写真上が3個合体の「タワーペンスタンド」。写真下が2点組み合わせ整理ケース(さらに2個を組み合わせ可)。机周りはすべて100円ショップで調達。諸々1500円ほどで整理整頓完了です。

 次は部屋全体の整理整頓ですが、これはちょっと大事ゆえ、なかなか腰が動きません。さらに年末年始は「ゴミ出し」お断りでしょうから、またの機会に~。



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机上整理(1)要はペンスタンド [暮らしの手帖]

beforeafter_1.jpg テレビでヒートテックの機能検証をしていた。肌ぴったりサイズが良いとか。何年か前に買った大き目のを捨て、Mサイズ3枚を買った。スッキリした着心地。

 「よし、古い下着を捨てよう」。小生下着が収まった「3段ボックス」に肌着・パンツ・靴下あり。ポンポンと棄てて下着の断捨離完了。

 するってぇと自分の部屋の乱雑さが気になった。すでに蔵書については記したが、本以外の物で溢れている。自分の部屋の、まずは机まわりからスッキリ整理整頓を、と思った。

 実は小生が仕事を辞めた時に、かかぁは仕事資料・用具が不要になって「部屋が空く」と期待したらしいが、それを裏切った。

 仕事がらみの膨大CDは捨て切ったが、仕事を辞めれば「待っていました!」とばかりに隠居趣味=お勉強ごっこが始まった。まず「くずし字」勉強で習字道具が新たに加わった。お絵描きも始めた。その関係用具の多いこと。ガラクタ文鎮も集めた。机まわりは一気にアナログ化して机の乱雑さが増した。

 penstand1_1.jpgまずは筆記道具の整理整頓から。サインペン、シャープペンシル、ボールペン(書き易いもの、水彩で滲まぬもの)、鉛筆、色鉛筆、万年筆4本とインク各種、筆ペン、毛筆、水彩筆。他に各種文具類。気付けば、それらを投げ込んだアキビンが10数個~。

 ネット調べをすると筆記用具整理には「タワーペンスタンド」が良さそうだった。まず新大久保の2軒の100円ショップへ。目的商品はなく「ファイルボックス」などを各種を買った。翌日「東急ハンズ」へ行った。そこにも目的商品なし。隣の「ニトリ」を見て、画材屋「新宿世界堂」の隣の「新宿マルイアネックス4階・セリア新宿」へ。

 おぉ!ここは他にない在庫大充実大型100円ショップ。だが目的の「ペンケース」はなかった。かくなる上は自作と思ってパーツになりそうな物を、またその他の机整理向きの各種をビニール袋にいっぱいに買ってきた。

 写真上は第1段階の「ビフォー・アフター」。写真下は後にさらに1段加え、計4個のプラケース合体。土台はプラケースを斜めにノコギリで切って接着して完成。だが未だ整理整頓に至らず。翌日また「セリア新宿」に行くことになった。(続く)

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「二股」の告白と懺悔~ [暮らしの手帖]

sansyasanyo2_1.jpg 連れ添った伴侶がいるってぇのに、浮気をして、新たな味・快感を知ってしまった。

 そもそも、この歳で浮気などする気は毛頭なく、その事情は先方にあったん。門を閉めたら、ひょんな具合で門が開かなくなっちゃった。様々な鍵を使い、塀を乗り越え、穴を掘り、裏からも入ろうとしたが、埒が明かない。

 そんなワケでの浮気だったが、浮気をすれば新たな未知の世界、新たな味わいも広がる。教えられた技を恐るおそる使えば「あぁ、快感」なのであります。こうなると新しもの好きの小生は、そっちの遊びが面白くなってきた。

 新たな技を次々と会得・開発して悦んでいたら、いきなり「門が開いたから戻っていらっしゃいよぅ」ってんだ。かくなる事情で〝二股〟になっちゃった。

 ここまで記せば〝二股〟が「あっち・こっちのブログ」のことだとお分りでしょう。ブログは各社同機能と思っていたらとんでもない。運営会社によって実に様々な機能がある。最近のブログは金儲け中心が多く、そうした機能を備えているし、そのための記事の作り方もある。例えば、このカット画像だって、あちらは大容量そのままでアップ出来て、大きく掲載してくれる。記事中の「リンク」機能もとても素晴らしい。

 当然ながら、こっちとあっちの〝親〟も違う。こっちはソニー系で、あっちは伊藤忠系から最近になって〝孫さんの青年ベンチャー投資家〟が買収した会社らしい。以前から「ママ向けウェブサイト」が軌道に乗っていたから、ブログも女性向けに特化。記事を書き終えると「旅とお散歩/おいしい/キレイ/ベイビィ/ママライフ」のどこを選んでアップしますか?小生、その辺はまったく無関心。ちなみに「芸能人・著名人ブログ一覧」を見ると、女性がほとんどだ。

 ここからも想像できるが、そのブログは「写真中心、文章はキャプション程度のあっさり系」が多い。この辺の特徴は端から気付いていたが、小生性分で例えば「西行のお勉強」から「西行・木曾義仲・芭蕉」の関係まで突っ込んだシリーズを始めてしまった。二股先で場違いの展開~

 しかも、この歳で二股はいけません。体力精力知力枯渇のカスカス状態へ。ここで改めて、こちらは従来通りの自分流で、あちらは「写真中心、文章はキャプション程度」と棲み分けをハッキリさせましょうと改めて思った次第。以上、ブログ顛末の年末反省、新年を迎える準備でした。

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短歌・俳句の〝波〟について [暮らしの手帖]

nami5_1.jpg 以前「波のスケッチ」を試みて、その際に宿題にしていた短歌・俳句の「波」についてのお勉強。資料は大岡信監修『短歌俳句~自然表現辞典』。

四季> 荒波、荒磯波(ありそなみ)、うねり、浦波(浦=入江に寄せる波)、細波(さざなみ)、波の花、潮騒、頻波(しきなみ、頻りに打ち寄せる波)、白波、辺波(へなみ=岸や船べりに寄せる波)、時化(しけ)、青海原、大海、潮煙(しおけむり)、潮泡、潮飛(しおなわ)、渦潮~。

> 春の波、春の海、春潮、葉月潮~。<> 卯波(うなみ)、五月波、土用波、夕凪~。<> 秋の波、秋の潮、初潮(はつしお=旧暦8月15日の満潮)、高潮~。<> 冬の海、冬の浜、冬の渚、冬の波、寒潮~。

 歌人・俳人は海や波を眺めて一首詠むのは嫌いではなさそうだが、特別に好きな「海・波」の短歌、俳句はなかった。有名俳人の句としては与謝野蕪村「春の海終日(ひねもす)のたりのたりかな」。芭蕉なら「荒波や佐渡によこたふ天の河」。

 短歌では、西行が海一望の幾つかの草庵を結んでいたから、いい海の歌があるかもしれない。「磯の間に波荒げなるをりをりはうらみを潜(かづ)く里の海士人」。荒波を詠んだと思いきや、西行さんの「海士=尼」で、怨みを秘めた里の尼人=待賢門院と女房らの意らしい。いつまでも未練まがしい奴だなぁと思ってしまった。

 寄せては返す波を見ていると、飽きることがない。薪ストーブの炎を見続けているのも同じで、見ているうちに心穏やかになってくる。きっと「リフレイン」が持つ魔力~。雲も同じかなぁと思ったがとんでもない。雲は常に刻々と変化して、観察していると結構忙しい。

 ゆえに西行の雲の歌も絶えず動いている。「雲立ち渡る、雲の立つ、雲たむろせり、雲の行方、雲のまよひ、雲わき、雲吹きて、雲の動き、雲吐けり、雲のはて~」。〝用言付き〟で成り立っている。加えて〝風雲児〟なんて言葉もある。とても落ち着いちゃいられない。

 あぁ、最近、海を見ていないなぁ。薪ストーブの炎も見ていないし、大島の落下した煙突も直さなくてはいけない。海と炎が見たい!の禁断症状が出てきたようです。写真は大島で撮った「土用波」。

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古本漁り~雲お勉強から西行へ [暮らしの手帖]

kumosubete2_1.jpg 老化とのせめぎ合い頭脳編・肉体編に続き、今回は老いの日常編です。

 夏にクルージングと称した古本漁りをした。その際に求めた本の中から堀田善衛『方丈記私記』と荒木健太郎『雲を愛する技術』に嵌った。

 堀田善衛はそこから『定家明月記私抄』『同続篇』へ。さらに著者が同書合間に「ドガ」「モンテーニュ」も執筆と知って、読まずばなるまいと膨大両著へも挑戦した。

 荒木健太郎書から、結局は雲関係8冊集めての「私流雲図鑑」(下層雲・中層雲・上層雲のお勉強を経て、まとめの雲全絵図=写真上)までを「exblog」で完結した。

 そして秋。神田古本市では小生のアンテナが鈍かったか、各店を入念に巡るも1冊の購入もなし。その後の早大内古本市で、再度ドガに挑戦と英国女性作家著の『黒の画家ドガ』、村松友視著『由比正雪』(以前調べたことがあるので)、そして目崎徳衛『西行』を入手。ここで『西行さん』に嵌った。

 目崎著は従来諸説の分析のようで読み難く、ならばと図書館で嵐山光三郎『西行と清盛』、瀬戸内寂聴『白道』、三田誠広『阿修羅の西行』、久保田淳『山家集』を借りた。

saigyohon_1.jpg 嵐山小説は、途中から劇画のケンシロウみたいになったので読むのを止めた。三田書はフィクション色濃厚で読まず。結局は寂聴書と目崎書を交互に読みつつ、本棚から『新古今和歌集』を引っ張り出し、新たに『西行全歌集』を購った。

 雲のお勉強後なので、西行法師の雲の歌を選び(とは云え、西行さんは禁断の恋人=月ばかりを詠んでいるので、広義解釈で〝空〟の歌として)、自分で撮った空系写真を添え、西行法師の概歴まとめをこれも「exblog」で遊んでいる。

 そして昨日のこと。『西行全歌集』を購いに新宿へ行った際に「ピカデリー」で「i~新聞記者ドキュメント~」上映中を知ったので、小雨の中を同映画を観に行った。これは映画「新聞記者」を観て「内調=内閣情報調査室」調べ(ブログ8回続き)で遊ばせてもらった恩義があるので同映画も観ないと~と思った次第。以上、隠居の日常レポートでした。

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老化とのせめぎ合い(肉体編) [暮らしの手帖]

nozokizaka_1.jpg 前回の頭脳編に続き、今回は肉体編。子供時分から近眼で、すでに両眼共に白内障手術済。ケツから管挿入の大腸ポリープ除去三度。絵画展鑑賞後に足裏シビレで、国立病院診断は脊柱狭窄症。病院治療に埒が明かずで自主ストレッチなどで克服? 目下は月10万歩ウォーキング続行中。

 だが先日のこと。昔住んでいたマンション近く「のぞき坂」(写真)で幾度か足が止まった。「ひぃヒィ~」泣きつつ必死に昇った。日々歩いているのに、こんな坂に足が進まぬ!に大ショック。

 自転車乗りを止めて大腿筋が衰えたか。ヨレヨレ姿をマスコミに晒していた石原慎太郎氏が、先日のテレビで力強く素早いスクワットをしている姿が披露されていた。

 「老いたら鍛えずば衰える」。そう気付いた昨日、新宿紀伊国屋へ『西行全歌集』を求めて歩いたついでに、「マルイ本店屋上」まで階段で昇った。二度ほど休もうと思ったが、歯を食いしばって屋上へ。自宅7階までも階段で昇った。

 息切れ青い顔の小生に老妻が言った。「おまいさん、そこの〝東新宿駅〟の中をエスカレーター使わずに階段を昇り降りしたらいいよ」。海抜31.6mから最下ホームまで35.4m。同駅の副都心線~大江戸線を全階段で歩けば太ももがパンパンになった。復路の長い階段を駆け足で昇り切ったら「ロッキー」のスタローンみたいに両手を挙げてガッツポーズをとりたくなった。愛用した20㌅自転車を某に譲ったので、机下収納の14㌅自転車を引っ張り出し、大腿筋を鍛え直しましょうかとも考えています。

 東京五輪決定の際は「それまで生きているだろうか」と思ったが、まぁ、元気です。こんな爺さんのブログなど、若い方は見てはいけません。若いうちは仕事全開が良く、ブログなんぞは暇な老人のお・あ・そ・び。

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老化とのせめぎ合い(頭脳編) [暮らしの手帖]

 歳をとる=耄碌。ここ最近「ボケと身体の衰え」について考えることあり。先日、車免許更新で「認知機能検査」を受けた。主なテストは、4コマ絵入りシート4枚を見せられて、次に関係ないテスト。「さて先ほどの絵入りシートに何が描かれていたでしょうか」と来たもんだ。次に再びヒントが出されて、あの絵を思い出して下さい。他に幾つかのテストがあって85点。「記憶力・判断力に問題ありません」の通知書を下さった。これを持参して運転実習だが、それはまだ申し込んでいない。

 次にブログについて。「ss-blog」にドメイン変更で、自分のブログにログインできないこと1ヵ月余。こりゃ~ダメだと思って、検討の結果「エキサイトブログ」を選んで開設した。11年も親しんできた「so-net」で当たり前のように思っていた諸機能が、他社ブログでは様々に違っていた。

 老いた頭をフル回転させての新機能への挑戦。今までと大きく違ったブログ機能に「画像処理・リンク機能」あり。「so-net」では、まず写真サイズを小さくしてから投稿。画面上のサイズ変更は対角線のカーソル移動で自由自在だった。

 一方の「exblog」は写真フル容量で自動縮小。また小生は写真左、写真横に文字組が好きだが、この際の写真サイズ変更がえらく大変だった。「HTML編集」の英文中数字を、電卓を使って縦横同比率数字を計算して、打ち込み直さなければならない。計算苦手の小生が、ブログ投稿に電卓片手に相成候。これはきっとボケ防止に絶大効果ありだな。

 次に大きな違いのもう一つ。「exblogのリッチリング」機能が凄かった。他社ブログでも「リンクしたい記事」があれば~、ちなみにこのブログの「吉阪隆正と大島」記事をリンクしてみれば、頁一杯の横枠内に同記事の写真・タイトル・冒頭文が上手なレイアウトで表示された。その見事な機能に感動すら覚えた。ただ残念ながら新ブログは日が浅く未だ閲覧者なし。

 「exblog」の「外部リンク」にも、こちらのブログをリンクできたが、逆に当ブログの「読んでいるリンク」に「exblog」の小生ブログをアップせんと幾度も試みたがはねられた。それでも新ブログに記事10回ほど投稿後に「隠居お勉強帖検索で、やっとGoogleに上がった。ちょっと覗いて下さいませ。

 次回は「老化とのせめぎ合い(肉体編)」です。

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クルージング。そして寄港 [暮らしの手帖]

3satu_1.jpg 小さな会社をやっていた時のこと。集中仕事を納品し、スタッフの腑抜け状態が幾日か続くと、小生はクライアント社内を「クルージング」と称して各部署をぶらぶらと歩く。するってぇとプロモート企画書を・小冊子作成を・新人の宣材原稿を・ラジオスポット台本を~等々のまた新たな仕事を受注する。

 今は〝隠居遊びのテーマ〟が途切れた時に「クルージング」に出かける。まずは近所の図書館へ。徒歩10分足らずの範囲内に新宿区の「中央図書館・大久保図書館・戸山図書館」がある。なんと恵まれた環境だろうか。読みたい本がなければ各区図書館へ、都中央図書館へも足を運ぶ。

 今回は高田馬場の「古本街」と「ブックオフ」をクルージングした。『方丈記』全文筆写したことがあるゆえ、堀田善衛著『方丈記私記』(410円)を入手。いつか描いてみたかったので『トリックアート入門』(大型本だが410円)を入手した。もう一冊探そうかしらと、新刊大型店内を歩けばアニメ映画『天気の子』で〝気象監修〟をした荒木健太郎著『雲を愛する技術』(1,200円)が眼にとまった。

 どの書にも魅力的な未知なる世界が広がっている予感がする。夢中になる=時を忘れた意識集中=心地よさ。さて、まずはどの港に上陸しましょうか。

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75歳で老衰死亡と鉄瓶と~ [暮らしの手帖]

tetubin_1.jpg 若い時分に人気だったイラストレーターの新聞訃報あり。思わず同記事を繰り返し読んだ。氏とお付き合いがあったワケではなく、次の文章が気になったからだ。「老衰のため死去、75歳。」

 過日、千駄ヶ谷までの往復1万歩ウォークをした小生だが、昨年12月から月10万歩ペースが続く。それが功を奏したかは知らないが、病院での血圧検査が「102/58」。「あれっ、俺って高血圧じゃないじゃん」で、日々の薬を捨てた。それはひょっとして老衰ゆえの低血圧なのだろうか。

 小生はずっと高血圧気味で、女房は低血圧気味。貧血で蹲ることままあって「鉄分が足らねぇ」と言われて以来「1日分の鉄分入り云々ジュース」を欠かさず飲んでいる。某日、テレビが「現代人の鉄分不足は鉄器を使わなくなったせいです」と言った。

 先日、馬場から帰る裏路地途中のアンティーク屋・店先に鉄瓶があった。3千円で購入。「値切らねぇ客は初めてだ。店頭の好きなもんを一つ持って行け」てんで、「〇善」刻印の可愛い鉄瓶をいただいた。

 気のせいか鉄瓶で沸かした湯で飲む茶、コーヒーに深い味わいが生まれた。だが鉄瓶使用後は、空焚きして水を飛ばしておかないと、残った水が鉄錆で茶色になる。手入れが面倒で握力減退の老婆には重すぎて危険ゆえに余り使っていない。鉄分過剰摂取を心配するには至らぬだろう。

 かく健康に気を配っている小生らも、ここで倒れれば〝老衰のため死亡〟になるらしい。さて、今日はどこまで1万歩ウォークしましょうか。

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我が転倒史 [暮らしの手帖]

korobu1_1.jpg 小雨の日に図書館へ行き、帰り道で転んだ。「この靴、少し滑るなぁ」と注意していた。無事に家近くに戻った。家前の道は多少ザラツキありで、滑らぬと油断。そこで仰向けに転んだ。

 タイル状個所で滑ったらしい。足首と肘が痛い。上着とジーンズが濡れた。家に戻って「あっ、鍵がない」。転倒現場に急いで戻った。転んだ場所に鍵。転倒に動転して気付かなかったらしい。

 「最近よく転ばないかい」と女房。某日、二人で緩い坂を下っていた途中で、小生コロコロと転がった。小石を踏み、斜めになった足首が堪え切れずの横転らしい。若い時分は、その程度は持ち耐えたが、踏ん張りが効かなくなっているらしい。今は歩道に小石があれば、脇に片づけておくのが習慣になった。「よく転ぶ」と言われたゆえ、他に何度か転んでいるのだろう。

 7年前の自転車の大転倒はよく覚えている。折り畳み自転車の輪行で、西船橋・三番瀬へ行った。ちょっと脇目をした瞬間に「3.11」で生じた段差に直撃し、自転車ごと前方一回転。多少の打ち身はあるも大事に至らず。

 そんな事から、自分には転倒時に身を庇う転び方が備わっているらしいと思った。昔、トライアルバイク熱中で、崖や大岩越えに挑戦し、失敗の度に転びつつ上手くなった。それで転ぶのが上手になったのかも。

 女房は緩い下り坂で「コロッ」ではなく「ドタッ」と転んだ。顔面、擦り傷。何故かそれを機に禁煙し、顔の傷が治った頃に〝禁煙成功〟だった。

 某日、孫が幼稚園で習った〝でんぐり返し〟を得意気に披露した。手本を見せるべく、あたしもでんぐり返しをした。その時に頸椎に電光走る衝撃。異様な痛みで死ぬかと思った。気持ちが若くも、身体は老い錆びついている。つま先立ちで下腿三頭筋、自転車で大腿四頭筋を鍛えたが、これからは足首も鍛えなくてはいけない。

 さて、雨の日の転倒時のバッグん中に図書館で借りた澤田ふじ子『深重の橋』(下巻)と石田晴男著『応仁・文明の乱』が入っていた。共に11年も続いた内乱がテーマ。ちょっと重過ぎたのかもしれない。

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吾が孫か愛でいたはりて月桂樹 [暮らしの手帖]

gekkeijyu2_1.jpg 20年前に月桂樹〈ローリエ)を大島の庭に植えた。女房の友人ら(おばさん連)が島に来ると、誰もが月桂樹の葉を持ち帰った。肉料理用ハーブとして使うとか。買う程でもなく、庭木から頂くのがベストらしいが、その月桂樹が5年程前に塩害で枯れた。

 以来、東京で近所の公園の立派な月桂樹から幾葉かを失敬してきたが、その木が何故か突然に跡形なく伐採された。以後は散歩途中に月桂樹を見れば、女房が数葉をコッソリ失敬して保存。

 かく月桂樹に不自由をして、園芸店を見れば必ず探すも出会わず。それが年末に中野のホームセンター「島忠」へ行った際に、コレ(写真)が売っていたんです。450円也。

 鉢に植え替えたが、真冬のこと。初年度の冬は大事に育てようと、夜間は部屋に取り込み、陽が当たればベランダに出している。ひと冬越せば、そんな過保護は必要なかろうが、まぁ、そんな風に手をかけて、まるで孫を愛でるような気の使いよう。

 他にベランダには、挿し木で根付いたムクゲが5本ほどあるも、晩秋に葉が落ち、今は爪楊枝風です。小鉢で買ったブーゲンビリアも植え替えたが、これまた葉が落ちて枯れ木のようです。春になれば、きっと芽吹くに違いないと見守っているが、春はいつ来るのでしょうか。

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東京の空を震わせ急降下 [暮らしの手帖]

hikokigumo_1.jpg 我家上空を飛ぶジェット機を撮った後で、東京上空の物騒な「羽田新ルート計画」(国土交通省)があるのを知った。ネット公開の同省「羽田空港のこれから」や新聞報道などから、その概要を記してみる。

 昨今の国際線増便によって、オリンピック開催時までに東京上空を縦断して羽田A滑走路、C滑走路への新ルートを設けるというもの。

 C滑走路への新ルートと高度は、赤羽先で左旋回し(1200m)~池袋~新宿(900m)~渋谷(400m)~品川(300m)~C滑走路へ。

 A滑走路への新ルートと高度は、浦和~新宿(900m)~恵比寿(400m)~品川(300m)~A滑走路へ。

 新宿の我家上空は先日記した北側の空(写真)を、羽田~船橋辺りで左旋回した飛行機、成田上空で大旋回したジェット機らが西方向へ約7千m上空を飛んでいる。加えてオリンピック前頃からは、我家南側の空を羽田へ降下しつつ(当然のこと爆音を地上に轟かせつつ)1時間に数十便のジェット機が飛ぶらしい。この新ルートは南風が吹き始める3月頃から国際線需要集中の午後3時~7時に限って、多い時で1時間に30~40便が飛ぶらしい。

 新宿都庁243mの上657mを飛び、先日散歩レポートした秋に開業「渋谷スクランブルスクエア」(45階展望施設230m)辺りから恵比寿上空へ一気に地上400mまで降下で、品川では東京タワー(333m)より下を飛んで着陸態勢に入るらしい。「大井競馬場」や「東京湾野鳥公園」辺りは240~210~150m。

 新聞には、品川区のマンション20階住民の「生活が激変する」というコメントが紹介されていた。すでに反対運動も展開らしいが、もはや日本は国民が知らぬ間に空母を造り(改造して)、F35Aと垂直着陸可能なF35Bの計105機の1兆2千億円購入(先日のテレビでトランプがサンキューと言っていた)とか。〝立憲民主国家から一党独裁国家の美しい日本〟になって、なんでも強行採決で決まる国になっているゆえ、政府が国民の声を聞くこともなかろう。

 なお上記の国土交通省「羽田空港のこれから」には「羽田新ルート・第5フェーズ(段階)説明会」の各地予定も公開されている。ちなみに新宿では2月8・9日に新宿駅西口広場イベントコーナーで行われるらしい。詳しい新ルートや高度、説明会日時は同サイトをどうぞ。オリンピック開催頃には、東京上空では各国ジェット機が羽田へ急降下する華麗なショーも加わり、益々楽しみなオリンピックがやってきます。

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ジェット機が閃きてわが空を飛び [暮らしの手帖]

sora_1.jpg 冬の空は澄みきっている。数ヶ月前にふと、我家上空を飛ぶ飛行機が多いことに気付いた。航路は同じで、東方に聳えるスカイツリー方面から俄かに現れて、西へ飛んで行く。機体が陽光を浴びて輝いている。

 バードウォッチング用にベランダ脇のチェスト上に双眼鏡を置いているが、それで飛行機も見る。午前10時頃だろうか、まぁ、ひっきりなしに飛んでいた。前の機を追尾するように飛んでいる飛行機もある。

 某日、ベランダに出て望遠レンズを向けた。アッと言う間に5機が飛んだ。撮った写真を見て「尾翼が黄色」のネット検索で「ポーラーエアカーゴ機」とわかった。「お腹がオレンジ色」検索で「ジェットスター機」。あとはJAL機とANA機で、わからないのが1機。

 写真は上左がANA機、右はJAL機、下左がjetstar機、下右がPolerエアカーゴ機らしい。後で日本上空を飛ぶ飛行機をリアルタイムで追跡するサイト「Flight rader24」を見つけた。飛行機にアイコンを合せれば、画面左枠に機体名、出発地、目的地、軌跡、高度、速度などが表示される。

 我家上空北側を飛んでいる飛行機群は、羽田から東京湾~船橋辺りで左旋回して東京上空から西方向(日本列島西の各空港、東南アジア)へ、また成田上空で旋回して東南アジアへ行く飛行機らしい。

 上空に取材用セスナ、ヘリが煩く飛んでいれば、概ねその下で大事件勃発で、テレビニュース映像になるが、そんな小型機までちゃんと追跡されている。

 読書やキーボード叩きに倦めば、その「Flight rader24」を見てしまう。刻々と変化するジェット機軌跡に飽きることがない。(スマホ用アプリもあるらしい)

 現在、我家上空を飛ぶ機は、気を付けなければ眼にすることもないが、オリンピックが始まる頃の東京上空は、逆方向から羽田着陸の新コースで、ちょっと大変(大騒音)なことになりそうです(続く)。

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骨董市美女が描ける筆五本 [暮らしの手帖]

IMG_1690_1.JPG 新宿・花園神社で、お酉様の屋台撤去と同時に「骨董市」が再開されていた。ウォーキング途中に覗くと、中国系骨董商が広げた商品群に、箱へ投げ込まれた沢山の細筆があった。三百円と三百五十円の未使用筆。

 「これ一本で百人の美女描けるね」と店主。五百人の美女を描きたく五本購った。筆には中国語の刻印。さて使い心地は?

 新宿・世界堂で千五百円と千円の習字細字筆を求め、貝原益軒『養生訓』筆写を始めている。筆の三分の一をほぐす〝筆下ろし〟だが、含んだ墨がすぐ切れてしまう。次は根元まで下ろしてみよう、また習字細筆を水彩画に使ってみたら~とも思っていたんです。

 ユニクロダウンの内ポケットに五本の筆を突っ込んでウォーキングを続行。帰りにスーパーへ寄れば、レジ嬢にお釣りの百円玉を落とされた。拾うに屈めば、内ポケットの細筆が折れる。

 五本の筆をレジカウンターに置き、百円玉を探した。「ゴメンナサイ」。たどたどしい日本語に見上げれば、中国系レジ嬢が筆を手に「筆下ろし、上手にしてね」と微笑んだ。

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