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春を待つ中村彝の島暮し [週末大島暮し]

nakamuratune1_1.jpg 12日朝日新聞に「中村彝(つね)アトリエ╱記念館で再現へ」の記事。下落合に荒れた元アトリエあり。地元住民らの努力が実り、新宿区がようやく重い腰をあげて1億4千万円の予算をもって記念館で再現を決めるそうな。

 中村彝は「エロシェンコ氏の像」などで知られる大正期洋画家。氏の像が伊豆大島・長根浜公園にある。島に行けば毎日浸かる海っぺり露天風呂の横。氏の像が大島になぜ? 実は彝さん、新宿「中村屋」(1年に2度ほどカレーを食いに行く)の相馬愛蔵・黒光夫妻の長女・俊子の半裸像などを描き、彼女と結婚を想うが相馬夫妻に拒まれて失意の大島暮し。大正12月~翌4月までいたそうな。下落合アトリエはその後のこと。なお黒光に恋焦がれたのが彫刻家・荻原碌山。その苦悩から「女」などの名作が生まれている。

 元アトリエはウォーキング途中に何度か覗いた。そうだ、大島・波浮でストーブの薪を譲って下さった某氏が「家には中村彝に描いてもらった父の絵があるよ」とおっしゃった。大島と新宿と下落合を結ぶ中村彝。大島の像(写真)を見つつ… 春を待つ中村彝の島暮し


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