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斎藤幸平『人新世の「資本主義」』を私流解釈~ [読書・言葉備忘録]

saitohon.jpg 斎藤幸平『人新世の「資本主義」』、購入本のカバーに「20万部突破」とあるも、今は「34万部突破」とか。売れまくって、著者もテレビ各局に出演中。「時の人」らしい。

 まぁ、読んでいると、自民党の総裁選のレベルの低さが悲しくなってくる。マスコミも踊らされ「SDGs」(日本の初代会長は嘘つき元総理)にも乗っかっている。著者は、そんなのは環境問題に参加している気分を作っている「グリーン・ウォッシュ」に過ぎず、貪欲な資本主義の時間稼ぎ、先送り。その間に地球の致命傷は深くなるばかりだ、と言っている。

 資本主義の新自由主義グローバリズムが、多くの国々の自然を、生活を壊し続けている。緊縮政策は社会保障費を削減し、非正規雇用を増やして低賃金化で格差拡大を生み、民営化された公共サービスで生活の質を低下。それがコロナ禍で如実に露わになった。

 だがバルセロナ市政やフランス市民会議などを軸に、世界各国の自治体が連携して「資本主義の超克・民主主義の刷新・脱酸素化」の三位一体で、新しい明日へ向かった歩み出している。東京・小池知事(緑のたぬき)はオリパラの旗を振って3兆円余の負の遺産を残した。

 資本主義の生活にどっぷり漬かって、未だにブランド品などを追いかけている日本人よ、いい加減に目を覚ませ。1%の裕福層・エリート層が好き勝手に作ったルールに、そろそろ「NO」を突き付ける時ではないのか、と訴えている。

 晩年マルクスの脱成長コミュニズムなどが出てきて戸惑うし、不勉強の爺さんなり解釈で、何とか読みきった。私流解釈だが、よろしかったら、どうど~

































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