柄長の柄そちは茶杓のゆがみ文字 [私の探鳥記]
エナガの飛び写真。句は<柄長(えなが)の柄(え)そちは茶杓(ちゃしゃく)のゆがみ文字>。
普段のエナガの尾は真っ直ぐだが、飛び写真を撮ったら湾曲していた。かくして「茶杓のゆがみ文字」。この句の基は地唄「茶音頭」の~♪柄杓の竹は直ぐなれど そちは茶杓のゆがみ文字…から。この「茶音頭」はお点前の作法を取り入れ茶道具や銘茶などを並べて、〆は“恋する人と末長く幸せに~”となっているとか。この「茶音頭」…うれしいのは、当ブログで何度か(※)登場の俳文集「鶉衣」也有翁の「女手前」からの抜粋歌詞とか。作曲は菊岡検校。その全文がどうなっているかと「鶉衣」をひもといたが見つからず。さて、どの書に収められているのだろうか。
※横井也有翁(やゆうおう)については、11月10日「揃い踏む南畝荷風のウズラかな」 11月11日「也有翁剃髪の弁かく語り」などで記している。
2011-02-10 07:26
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