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鳥よりも知らぬ景色に胸踊り [私の探鳥記]

 鳥撮りは撮影地明かさず…がルールとか。だがあたしの場合は、鳥との出逢い以上に「見知らぬ風景」に胸ときめく。まずは机上で、あの鳥が居るというあの場所はどんなところなのだろうかとネット検索。地図や乗り換え駅を調べ、初めての郊外電車に乗る。車窓に早や興奮気味。ここからバスに乗ったり歩いたりで現地着。未知の緑地(山野)への期待感。望遠レンズの鳥撮りがいれば、そっと後を着けてポイントにたどり着く。そんな方がいなければ、自ら全域を彷徨って自分のポイント地図を作る。鳥より風景散策の方が胸躍っていたりする。

 昨年末から行った撮影地を挙げると★小田急線「田町駅」からバスで「薬師寺公園」(マヒワ、ルリビタキ他)。★東上線で「国営武蔵丘陵・森林公園」(何も撮れずも迷子になるほど広大だった)。★中央線「武蔵小金井」からバスで「浅間山公園」(コジュケイ他)。★同じく「武蔵小金井」からバスで「小金井公園」(イカル、コイカル他)。★北総線「大町駅」から徒歩で「大町自然観察園」(オオアカハラ、ヤマシギ、ヨシガモ他)。★東西線「葛西」からバスで「葛西臨海公園」(ギンムクドリ)。★「松戸」駅から徒歩で「江戸川土手」(キガラシシトド、オジロビタキ、タヒバリ)。★東上線「坂戸」から道がわからずにタクシーでワンメーター「浅羽ビオトープ」(ハチジョウツグミ他)。★小田急線「向ヶ丘遊園」からバスで「生田緑地」(ルリビタキ)。日本民家園を見学して帰りは徒歩で駅。

 これら撮影地の地図等の資料は、黒く分厚いバインダーに収録。撮った野鳥はブログにアップだが、実はそれぞれの地を彷徨った思い出は溢れんばかり。先日、川本三郎「言葉のなかに風景が立ち上がる」の読書備忘録を記したが、ブログの鳥写真を見れば、それぞれの風景を彷徨った思い出がきりなく甦ってくる。今は近郊電車運休などでジッと我慢の爺。美しい風景が地震・津波で破壊され、多くの尊い命が失われた。朝刊には原発レベル6相当、チェルノブイリ原発事故に匹敵の土壌汚染もみつかる…とあり。美しい景色が汚染された。考えなくてはならぬ問題が山積している。


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