遅き春ねぐせのやうな辛夷かな [花と昆虫]
今年の春は遅い。梅や桜は一ヶ月遅れの開花か。いったいどうしたのだろう。冬の間から綿毛に育まれていたコブシの蕾も、いっこうに綻ぶ気配がない。よく見ると、綿毛が寝癖のように乱れたまま。
<遅き春ねぐせのやうな辛夷かな> と詠んみて、あたしは改めて「惚れた腫れた」をはじめ人の業・性・肌・情を詠まぬなぁと思った。短歌を詠まぬ故もここにある。泣いたり叫んだりの映画、テレビドラマ、それが得意の俳優も蛇蝎のごとく嫌い。
テレビは震災を何故にドラマ仕立てにするのだろう。人の不幸や事件・事故・災害がおこると、嬉々とするニュースキャスターもいる。あぁ、嫌だイヤだと思う。
2012-03-13 07:51
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