行秋やブルーシャドーの鴨が舞ひ [新宿御苑の野鳥]
「オジさん、あのカモ、他と違ってブルーシャドーのメイクじゃん。チョーかわいい。あれ、撮りなよ」。
歌舞伎町か二丁目で夜通し遊んだか、化粧崩れのギャルに言われて「カルガモ」を撮った。頭部がグリーンっぽいマガモとの「交雑個体」はまま見るも、鮮やかなブルーは珍しい。
「オジさん、鳥なんか撮って愉しいん」 「あぁ、いま皇居のお濠も、御苑の池にも冬鳥がどっと入ってきた。鳥を撮るってぇのは季節巡りの確認かな」 「ははっ、そこには、あと何年生きられるかっちゅう気持ちがある」 「まぁ、そんなとこさ。いろんな遊びをいっぱいやって、夢もいっぱいみて、飽きるほど生きて・・・」 「今は巡る季節の愛しさよ」 「そんなとこだ」 「ふぅ~ん、あたしはまだ遊び始めたばっかり。あれもこれもしたい・・」 「あぁ、飽きるほど遊んだらいいさ」と言った。
2012-11-11 04:34
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