SSブログ

湾岸2)造船場跡「ららぽーと豊洲」 [新宿発ポタリング]

harumibasi_1.jpg 23年前のこと。伊豆大島に小さなロッジを建てた際に「豊洲埠頭の七島海運」に幾度か通って荷物を送った。晴海で左折し、道なりに右へ右へ曲がって荒涼とした「豊洲埠頭」に入った。思い出すのはそこまでで、現地図を見ても、そこが何処だったかおぼつかぬ。ボケたし、景色が余りに変わってしまった。

 先日、自転車で「晴海大橋」を渡った。地図を見ればその一帯が「豊洲埠頭」。「晴海大橋」に並んで東京湾寄りに「豊洲大橋」もあり。架橋済だが築地市場に代わる「豊洲市場」が完成してからの開通だろうか。

isikawadock_1.jpg 知らないことばかりの臨海埋立地区が気になって、再び自転車を駆った。今度は「馬場先門」から「南高橋」手前をちょっと戻って「佃大橋」で隅田川を渡った。「月島」を突っ切って「朝潮大橋」~「春海橋」から豊洲に入った。同橋に平行して赤錆アーチ鉄橋(単線)があり。新しい街に異彩を放つ景色なり。これは東京港湾局による臨海鉄道の廃線(平成元年)らしい。

 橋を渡って右側が「三井ショッピング・アーバンドックららぽーと豊洲」なる複合商業施設。豊洲が変わった!と話題になったことがあるも、わざわざ足を運ぶまでもなく、かくして初めて観る街が広がっていた。そこは石川島播磨重工業(現IHI)跡地で、当時の修理ドック一部とクレーンが遺され、そこが水上バス乗り場と跳ね橋で公園化されていた。当初は40分かけて跳ね橋を開閉していたそうだが、水上バス便増加で目下は開きっぱなし。

 この複合商業施設に隣接して超高層マンション(約千五百戸)がある。元は何もなかった豊洲ゆえ、住居者は地元民であるはずもなく、いったいどんな方々がここで暮らしているのだろうか。この辺、豊洲と晴海を併せて「東京インナーハーバー」というそうな。ヘェ~。「台場・有明」地区と共にオリンピックに向けてさらに発展するらしい。

 結局、23年前に幾度か通った「七島海運の豊洲埠頭」の面影を探せぬまま、また「晴海大橋」を渡って新宿に帰ってきた。東京湾埋立地の見知らぬ街「豊洲、晴海、台場、有明」になんだか魅せられつつある。家に戻ったらかかぁが「おまいさんは江戸好きのくせに、新しい処も好きなんだねぇ」と呆れていた。


コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。