SSブログ

夏の季「メジロ」師走に遊び来る [暮らしの手帖]

mejiro281_1.jpg 昨年12月25日から新宿・大久保の自宅マンション7階ベランダにメジロが遊びに来ている。ここにメジロが遊び来るようになって6年目。例年1、2月に来て、寒桜が咲く頃まで通って来る。昨年は1月9日に来て、春までメジロ堪能と思いきや、隣のマンション大規模工事のせいだろう、数日で姿を消した。

 そして年末からメジロが連日遊びに来ている。部屋の中からガラス窓越しに撮ったのがこの写真。可愛いでしょ。正月にはすっかり慣れて、2㍍ほどに近づいても逃げもせず。花の少ない時期にベランダのローズマリーが咲いているから通って来たのだろうが、それでは蜜が少なかろうとミカンの半切れを刺し、「冬にメジロ」が我が家の風物に定着している。

 改めてメジロの季語を確認すれば、まぁ「夏」または「秋」とあり。ふに落ちない。夏の季と説明の歳時記本に載せられた絵は北斎の「梅とメジロ」。またメジロと云えば「桜とメジロ」「椿とメジロ」もお馴染みで、「夏=メジロ」は眼にしたことがない。何故にメジロの季語は夏、または秋なのだろうか。ネットには繁殖期の夏にさえずるからの記述もあったが、メジロの繁殖は4月末、5月頃だろう。

 原発は安全ではなく、先生と呼ばれる方々や警察・司法関係の方の犯罪も目立つ。かくも時代は概念を変えるのに季語が普遍、不変でいいのだろうか。図書館で久保田至誠著『滅びゆく季語~自然環境変化と歳時記』を手にするも「自然環境の変化、実体との乖離」がテーマ。絶滅危惧種になった動植物などの句が紹介されてい、これでは何故に「メジロ=夏・秋」かの解明に役立ちそうもない。今年のブログ最初は思いも寄らず「メジロの季語」追及から始めることに相成候。(続く)


コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。