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7)暴走する日本 [政経お勉強]

utukusiikuni1_1.jpg 古賀茂明著『国家の暴走』(2014年9月刊)に、このような記述あり。~安倍総理は自ら積極的に広報戦略に関わっている。新聞社やテレビ局の社長や幹部との夜の会合だ。公邸に呼んだり電話をしたりで、マスコミ幹部に直接働きかける。「安倍さんから電話だ」と聞こえよがしに口にする人もいて、こうした傾向はテレビ局に強い。

 フフッ、この手は、あの猪瀬知事もよく使ってい、その姿をよくテレビに映させていた。バカだねぇ。テレビが体制に弱いのは「電波法・放送法」ゆえか。昨今のテレビは、確かに体制批判が少なくなった。あたしらが若い時分は「安保」をはじめ、マスコミは体制批判が当然だったが、その〝当たり前〟が消えつつある。2月10日に「政権批判自粛にノー」と作家ら2700人賛同の声明が発表されたが、これまたテレビ報道はなかったような。

 一方、逆に出版社(特に中小)は元気がいい。インターネットはより活発だ。フェイスブックなどではなく、しっかり取材、書き込まれたサイトはなかなか読ませる。またネット検索だと瞬時にいろんなこともわかる。例えば安倍お坊ちゃま総理の側近(スタッフ)の世耕官房副長官の奥様は民主党参議院議員と知って腰を抜かした。公開年間所得は4780万円。これには交通通信宿泊費やらの年間1200万円や記載漏れの献金なども多かろうから、夫妻でザッと1億円は血税を得ているかも、ということが一瞬でわかる。

 今まで選挙(投票)は欠かさぬも、政治(家)への関心薄く、初めてその世界に覗き込んでみれば、まぁ驚きの世界なんですねぇ。自分には政治に関する取材力皆無ゆえ深入りはできないが、せっかく読んだ上記書の一部を図式化でまとめてみた。

 同書は2014年秋の刊だが、例の事件で日本は「有志連合」入りし、2月10日には「ODA大綱」改め「開発協力大綱」が閣議決定されて、他国軍隊への援助が可能になるとか。昨日の国会中継では「日本版CIAを早く創りましょう」とやり合っていた。氏の戦争への「13の矢」はあと5つで「積極的平和主義=軍事的影響力をもっての平和」、「日本を取り戻す=戦前の日本=覇権主義=戦争ばかりしていた明治~昭和初期」の「美しい日本」が実現する。

 氏の予測がこれ以上当たらないことを祈ってやまない。なお氏は最終章で「改革はするが戦争はしない政党」が誕生することを切望していた。同書刊で、氏への締め付けはさらに強くなりそうだが見守って行きたい。


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