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行き交う人の恥骨を見つつ~ [スケッチ・美術系]

proportion2_1.jpg 絵を描き始めると〝基礎〟のなさを痛感する。例えば人を描く。骨格、筋肉、体型各部比率はどうなっているのだろう。今さら美学校へ通えないため、自分で勉強するより他にない。人体デッサン教本を求め「世界堂」へ行った。

 先日、秋葉原で買ったフィギアより人体プロポーションに近い人形が「漫画描き」コーナーにあった。多分ボークス(VOLKS)製。さて、書籍コーナーへ。分厚い「ヘア付き全裸女性の全ポーズ集」を手に取ったが、恥ずかしくて買えなかった。

 購入はロバート・バレット著『人物デッサンのすべて』(マール社)。なかなかいい書だった。同書に体型プロポーション図があり。自分流に複写をした(ボディビル写真から筋肉を描いた)。これはギリシャ人が確立した理想プロポーションとか。覚えやすく、以下に記しておく。

 まず「身体の中心は恥骨」。「恥骨・乳首・頭上」で2等分。「恥骨・膝下・踵」で2等分。計4等分。さらに4等分すれば8等身になる。現実は7.5等身。これに民族差・個性差が加わる。日本人は胴長で脚が短い。細身もマッチョも肥満体もいる。

 「肩幅=顔巾の3倍」。女性肩巾は2倍。「両手を広げた横巾=8等身」。つまり真四角の真ん中が恥骨。「足(爪先~踵)の長さ=肘から手首=顔の長さ=顔奥行きはやや短い」。顔の構造は「顔中心が眼」。「眼から頭上=目から顎下」。「額の長さ=眉毛~鼻=鼻下~顎下」。ここから、いかに個性的に描くか。

 これを覚えて街を歩けば、知らずうちに行き交う人の恥骨を探って、上下2等分するなど頭の中でデッサンをしていたりする。これを夢中でやると「あんた、どこ見てんのよ」と怒鳴られるかも。


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