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「暖色」を求めて街歩き。 [散歩日和]

kanidoraku_1.jpg 前回「日テレ」スナップで「街には暖色系が少ない」と初めて認識した。ソール・ライターの似顔絵を、また画集『painted nudes』を参考にnude絵を描いた影響もあろうが、街歩きをすると眼が「暖色探し」を始めていた。

 写真は「かに道楽」の〝赤3点揃い〟に思わずシャッター。そこから伊勢丹交差点へ。道路反対側「マルイ本店」1階が「Apple新宿」。夜の店内から白と黄色が洩れ、赤いディバッグと赤いパーカーの金髪染めの女性。ちょっとゴッホ『夜のカフェテラス』風で二度目のシャッター。

 ウォーキングは月平均10万歩ほどだが、かくして街歩き=暖色や冴えた色彩探し、という新たな愉しみが生まれていた。そして翌日は小雨。ソール・ライターが撮ったような「赤い傘」に出逢えるかしらと思ったが、残念ながら赤は、看板とネオンサインだけだった。

akakinpatu_1.jpg 昔々『赤い帽子の女』なる幻のポルノ小説(一説では芥川龍之介作?)があったらしいも、あたしには「赤い傘」を撮るのも幻に思えて来た。

 現実の街には、冴えた暖色・青・緑がかくも少ないのに、絵画になると色彩躍動が多い。マティス、ピカソ、ミロ、ゴッホ、林武、そしてソール・ライターのnude絵も~。彼らに訊けば眼に見えぬ「色彩の洪水」を見るコツが分かるかもしれない。

 そんなことを考えているってぇとソール・ライターの「無機質な街だからこそ、俺のストリート・スナップのように、雪ん中のたった一つの赤い傘が効果的なんだ。そう、絵はまた別問題だなぁ」の声が聞こえてきたような。そうか、次は美しい色を効果的に撮るべく街歩きをしてみましょう。

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