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ストーブは3回、鳥撮りは5回楽しめる [私の探鳥記]

 薪ストーブには「木を伐り、斧で割り、燃やすことで身体が3回温まる」の名言あり。鳥撮りもこれに劣らぬ多彩な楽しさがある。(1)次の鳥撮り行を考える楽しさ、(2)新たな地へ遠征する楽しさ、(3)現場の撮影の楽しさ、(4)帰宅後の写真・図鑑チェックの楽しさ、(5)撮った鳥の生態調べなどスタディの楽しさ・・・と5回も楽しめる。

 以下7月12日の秦野・権現山の例・・・。まず野鳥サイト巡りで、今どこでどんな鳥が撮れているかを調べる。鳥サイトには撮影地が秘密だったりするから、なんとか場所を探り出す。今度は観光サイトに切り替えて行程調べ。かくして小田急「秦野」駅下車で道を訊き聞き歩き出すことになる。二人目の方の要領が得ずでとんでもない方向に歩いたが、3人目の案内で権現山登り口に着。立派な看板があるも、それに見合った道ではない。半信半疑で夏草に蔽われた獣道風を歩み出せば何てことだ、いきなり胸突き坂がどこまでも続く。前夜テレビで心筋梗塞等の危険紹介の番組を観たから無理をせず、足が動かなくなれば座り込んで呼吸を整え汗を拭いマメに水分補給。一脚を杖に5段、10歩と必死の苦行を繰り返して頂上と思きや、目指すはそのまた向こうの頂だと知る。這うように急坂登りを続けて、息絶え絶えに山頂に着いた。

 観察壁に先客カメラマン一人。訊ねてみた。「あの急坂を登ってきたんですかぁ」「そう、あの道が一番近いからね」と涼しい顔。鳥撮りにはこの体力、根性も必要ってこと。ビニールシートに大きなカメラバッグ。観察窓に向って三脚に望遠レンズと椅子。水筒にキンカンに団扇までと荷物も重量級。場所によっちゃ鳥から身を隠すブラインドまで持ってくるという。楽しみならぬ苦行の一端紹介で、噺はまだまだ続くがまた今度・・・。(写真は整理削除した)


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