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波と闘うクロサギがいた [伊豆大島の鳥たち]

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 伊豆大島は野田浜。ダイバーがスキューバのセットを始める前に、釣り人が磯場に降りる前に、誰もが眼前の雄大な磯と海の景色に見入るもの。あたしはボンベや釣竿ならぬ40D+100~400㎜レンズを懐に、初めて探鳥の眼で野田浜の海を見詰めた。ケイカイ方面からスゥ~と黒い鳥影。シルエットになったトビかなと一瞬思ったが、それは沖合の磯に止まった。黒い磯に黒い姿。探鳥の眼でなければ気付かなかったかもしれぬ。ムムッ、ファインダーから覗けは鮮やかな黄色の脚に黄色の虹彩(こうさい)。なんと、クロサギに間違いなし。波しぶき舞う磯に果敢に立ち向かう姿から一瞬、大磯のアオバト同様に海水を呑むかと思ったが、好物のカニを狙った採食行動なのだろう。幾度か波と闘っていたが、大波にやむなく飛び立った。コウノトリ目サギ科。調べてみれば岩の多い島しょ部の海岸岩棚や岩場に生えた樹木の上に皿状の巣を作るとあった。繁殖は春から夏。今年は子が育ったのだろうか。留鳥だから同じ磯で採食もしよから今後も楽しみです。17年間に亘って野田浜を見てきたが、初めて探鳥の眼で眺めてこその発見だったような気もする。ライフリスト88。今回の島暮しでは15種ほどの鳥撮影ができ、伊豆大島も三宅島に劣らぬ「バードアイランド」ではないかと認識させられた。しばらく「伊豆大島の探鳥」シリーズです。(探鳥期間は10月25日~11月1日)  

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