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3月20日のオシドリ [新宿御苑の野鳥]

osidori_1.jpg 「上の池」に未だオシドリがいた。かかぁが「いつ何処に帰るのだろう」と言った。答えられなかったので、帰宅後にオシドリのネット調べ。「日光野鳥研究会」顧問の松田道生さんの記述に辿り着いた。概要は以下…。世界のオシドリは5000羽足らず。東京は世界の5%のオシドリ越冬地。国内各地で繁殖しているが、日光も繁殖地のひとつ。日光の池には繁殖した若鳥を含め越冬に旅立つオシドリが90羽、世界のオシドリの約2%が集結したこともある…。

 新宿御苑や明治神宮のオシドリはかくも貴重。木の洞を巣とするそうで、日本の森が杉や檜ばかりになって減少化と追記される。皇居や明治神宮では繁殖例あり。さて新宿御苑ではと更にウェブ巡りをしていたら…

 環境省関連のデータらしき「御苑のマガモ、オシドリの1989~2001年の渡来推移表」「玉藻池の改良工事の結果」がヒットした。同池改良で個体群が消滅したとあり、写真キャプションに「2003.3工事中。この段階で私も気が付くべきであった」があって、その杜撰さに腰を抜かすほど驚いた。残念ながら「私」がどこの誰だかわからぬ資料(A4で8頁分)で、加えて推移表の一部に年度と数が1年記入ズレのお粗末も…。

 妹に恋ひ寝ねば朝明に鴛鴦のここゆ渡るは妹が使か(柿本人麻呂) をし鳥の鳴こゑ更て聞ゆ也 こほりやすらむ庭の池水(樋口一葉) 一葉さんはどこの池でオシドリの鳴き声を聞いたのだろうか。


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