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ジョウビタキ旅立ち送る花は未だ [新宿御苑の野鳥]

jyobitaki2_1.jpg 萩野貞樹「旧かなを親しむ」を読んでいたら、荷風さんの書翰が紹介されて、読者も「候文」を書いてみましょう・・・とあった。早速、新宿御苑のジョウビタキで練習。

 拝呈 陳者(のぶれば=書き出しの決まり文句。さてもうしあげますの意)御手紙拝見致候。御変もなく益(一字でますます)御清祥の段欣慶の至りに奉存候(ぞんじたてまつりそうらふ)。当方皆々無事に候間(さうらふあひだ=でありますから)御安心被下度候(くだされたくさうらふ)。兼てより当方の庭と勝手に称せし新宿御苑の野鳥につき質問被下候も春寒き日々候にて尉鶲(ジョウビタキ)の旅立ちを送る染井吉野の蕾も未だ固いままで候。いづこも人心おちつかず、行末の事も何となく悲観致され候折ながら日々暖かく成るは確かなことに候へば数週間の内には冬鳥のすべても旅立ちにて候。皆様も芽出度御迎春遊ばされ候やう願奉候(ねがひたてまつりさうらふ)。先ずは御返事申上候。怱々頓首(そうそうとんしゅ)


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