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仁部富之助著「野の鳥の生態」全五巻入手 [野鳥関連本]

nibuhon3_1.jpg 一昨日、近所の「ブックオフ」で、何という事でしょう!かの仁部富之助著「野の鳥の生態」全五巻をボックス入りで入手した。こんな素敵な本が、陳列棚の上にひっそり隠れるようにあった。しかも1800円。買う人もなく店も困り果てた呈で、この値段をつけたのでしょう。帰宅後に古本ネット検索すれば4~6000円相場。

 「日本野鳥の会」創立が昭和11年。中西悟堂が野鳥観察を始めたのが昭和に入ってからだが、仁部富之助はその前から野鳥の観察研究を自然誌などに発表していた我が国の野鳥研究の祖。

 明治15年、秋田県生まれ。秋田県農業高校を卒業し、農商務省農事試験場陸羽(りくう)支場(秋田県・大曲)に勤務しつつ野鳥観察を開始。冷害に強い稲「陸羽132号」を世に出すと同時に、大正3年から野鳥研究成果を次々に発表。翌4年の33歳で「郭公の蕃殖に関する研究」を日本鳥学会より出版。その地道・精緻なフィールドワークから「鳥のファーブル」と評価される。「野の鳥の生態」は昭和11年に1冊が出版。昭和16年から3年に渡って1巻、2巻、3巻を刊。昭和22年に64歳で亡くなったが、昭和54年にご子息・仁部正五の校訂で未発表遺作をまとめて全5巻が出版。それが13年後に我が手に入ったってこと。

 これからじっくり愉しみつつ拝読です。なお中西悟堂著「定本野鳥記」全16巻は鳥撮りを始めた3年前に読了。これは徒歩10分ほどの図書館にあるのでいつでも再読自在。これを機にマンネリ、停滞の鳥撮りにもう少し熱心になりましょうかねぇ。

 コメント返信:返信機能使えず、ここで新切鰺郎様へ返信。ツバメの絵を拝見致しました。お上手で羨ましい。東京・新宿でのここ五年間のツバメ初認記録など2014年5月8日に記しています。


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