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暫時は暖気控えて年の暮れ [おくのほそ道]

rakkaentotu_1.jpg 芭蕉は東照宮参拝後に「裏見の滝」へ。岩窟に身をひそめて入て、滝の裏よりみれば、うらみの滝と申伝え侍る也~と記し、第5句目<暫時(しばらく)は滝に籠るや夏(げ)の初(はじめ)>と詠んだ。 仏道の夏の修行のような清浄な気持ちになったそうな。

 旅費工面の曾良もパトロンもいぬ貧乏隠居には旅立つこともできぬ。だがなんと「You Tube」に7日前アップロードの「日光・裏見の滝」映像がありて居ながらに鑑賞。便利と云うかヘンな世になった。

 「裏見の滝」と云えば、滝ではないがカウアイ島「シダの洞窟」を思い出す。洞窟から垂れ下がるシダ群に水が滴り落ちて裏見の滝のようなり。これもネットで見れば06年の豪雨地滑りで洞窟には入れなくなったとか。行ったのはその数年前だったか。おぉ、こう記せば次々に思い出が甦る。山男だった時期にザイルワークの沢登りで、滝裏に潜り込んだこと幾度か・・・。

 そして同句のもじりは・・・。各地雪便り来る年の瀬だが、原発事故の節電に関係なく貧乏節約生活で暖房控えめ。清浄どころか寒さに耐える日々。こんな時に島ロッジの薪ストーブが恋しいも、20年目にして煙突落下(写真)で使用不可。今朝はダウン着込んでブログアップ。<暫時は暖気控えて年の暮れ>


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