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神子秋沙ブログにかざして春を待ち [おくのほそ道]

miko2_1.jpg 芭蕉の10句目<田一枚植て立去る柳かな>はいじり済ゆえ、4月21日の白河の関の跡(平安末期に新道ができて関所が移転した)へ。芭蕉は関跡を訪ねてまずこう記す。「心許なき日が重るまゝに、白川の関にかゝりて旅心定まりぬ」。白河の関を越え陸奥入りして、やっと旅心が定まったと書いている。そして<卯の花をかざしに関の晴着かな>の曾良句を記す。これまた芭蕉句かも。「かざし=挿頭:上古の日本人が神事に際して髪や冠に挿した草花のこと」。昔の人は正装して越えた白河の関。せめて卯の花をかざして晴着にしましょの意。「卯の花」はウツギ(空木)の花。

 そこで「かざして」+昨日は皇居・馬場先濠で撮ったパンダガモことミコアイサ(神子秋沙、巫女秋沙)の組み合わせ・・・ <神子秋沙ブログにかざして春を待ち>

miko4_1.jpg ミコアイサは皇居お濠の、もうひとつの正月風物詩。鳥撮りを始めて初正月、09年1月4日の箱根駅伝ゴール応援に湧く人々を背に、お濠にカメラを向けた。ミコアイサは人混みに消え、カワアイサだけを間近で撮った。そして8日後の12日、大手門から平川門にかけて魚採りに夢中の3羽のミコアイサを撮った。この時は近くまで寄ってきたが、昨日は遥か遠くキンクロハジロの群れん中に一羽だけ。ミコアイサが来れば、お正月まで僅か・・・。


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