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風流の初は六十路で鷭を撮り [おくのほそ道]

okuhoso.jpg 芭蕉は白川の関跡を見たあとに阿武隈川を渡り、4月22日に奥州街道の宿駅・須賀川に入った。ここに奥州俳壇の有力者・相良等窮がいて6泊7日の滞在。「白河の関はどんな気分で越えましたか」と尋ねられ、等窮家の田植えを見学したあとなので<風流の初やおくの田植うた>と詠んだ。陸奥を歩き出す最初に鄙びた田植歌を聴き、いかにも奥州らしい趣です・・・の意。

 さて「風流の初(はじめ)や」をもじって一句。<風流の初(はつ)は六十路で鷭(バン)を撮り>。20代半ばから60代半ばまでワーカホリック。隠居して鳥撮りブログを始めたが、鳥撮りに収まらず「マイカテゴリー」は増殖する一方。今は「おくのほそ道」シリーズとして芭蕉句をいじる遊びに、自転車をこぎつつ撮った花鳥風月の写真を添えている。<老いぼれて初めてわかる風流か>

 このシリーズの主な参考書は「日本古典文学全集/松尾芭蕉集」と岩波文庫「おくのほそ道」。両書はすでに書き込みメモがいっぱい。併せて図書館で関連書を借りている。先週は5冊借りたがすべてつまらん本だった。今は写真の3冊がお気に入り。果たして「おくのほそ道」が大垣で終わるまで、この酔狂続けられましょうか・・・。


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