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三番瀬ツルに身をかれサギの群れ [おくのほそ道]

sanbannseenkei_1.jpg 5月9日、芭蕉は塩釜から舟に乗って松島へ。宿は二階建て。そこから絶景を眺めたのだろう。19句目<松島や鶴に身をかれほとゝぎす>を詠んだ。(曽根句だが、これも芭蕉句か)。昔の歌人は千鳥が鶴の毛衣を借りて・・・と詠んだが、今は千鳥の季節ではなくほとゝぎが鳴く季節。そこでほとゝぎすよ、松に似合いの鶴に身を借り、この松島の絶景を鳴き渡れ・・・と詠った。

 ちょっと強引の感が無きにしも非ず。芭蕉は歌枕で詠まれた歌を俳句にもじり、あたしは芭蕉句を自分勝手のもじりで遊ぶ。松島には行ったことがないゆえ、何度か通った「三番瀬+身をかれ」でもじる。<三番瀬ツルに身をかれサギの群れ>

 三番瀬は目下3.11地震による主に液状化で歪み、プールや駐車場などの施設破損で立ち入り禁止。公園施設を使わず、貝を無断で採ることもせぬ野鳥観察の鳥撮りには、一日も早く立ち入りを解除して欲しい。前知事の時に埋立計画の白紙撤回と干潟再生・保全が約束されたと聞き及んでいるが、何か施策が行われたのだろうか。今はワケわからん元俳優知事になったが、三番瀬はどうなるのだろう。昔のように雁も鶴も飛来すれば、干潟保全への関心も大きく盛り上がろうに・・・の気持ちでもじった。

★今朝「おくのほそ道」全句を数えたら62句あった。松島から石巻~中尊寺を経て日本海~敦賀まで南下~終点の大垣へ。旅はまだ1/3。★机上旅なのに、大晦日に腰を痛めた。正月を寝たり起きたりして慎重に過ごしたのが良かったか、按配が良くなったので、まずは近所の新宿御苑から鳥撮り開始。千葉県の田にソデグロヅルが飛来だが、ちょっと遠い。そこまでは行かない・行けない。


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