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桐の眼はなにを見張るや東見て [散歩日和]

kirinome5_1.jpg 「飯桐」の次は「桐」を見た。種が違うゆえ、結実時期も違うのだろう。見上げてもイイギリのようなたわわな赤い実なし。こちらは五月頃に紫の花を付け、実は薄緑色の涙型。茶色に枯れて殻が割れると翼付き小種が風に散る。それもすでに終わったのだろう。

 

実はなかったが、桐の幹に“眼模様”があって、ドキリッとした。幹をグルッと回われば、上眼遣いの大きな眼が東方面に三つ。東へ振り向けば国会議事堂、霞が関方面ではないか。

 

返り咲いた首相の言動はどこか変だ。かつての所信声明演説後の精神衰弱・体力限界退陣のコンプレックスから、精神のどこか歪んだ感が否めぬ。頑な原発再稼働、原発輸出。福島原発はメルトダウン千日後の今も130万ベクレルの汚染水を流している。よくもまぁ、ぬけぬけとコントロール下にあると言ったものだ。東北復興の遅れ。放射能汚染で戻れぬ村々があり、仮設住宅暮しも続く。そして特定秘密保護法案。日本はイヤな方向に歩んでいる。そして野党のていたらくよ。政治はいつだって国民意識とかけ離れているのは何故なのだろうか。

 

権力を持つと人は変わる。片や暴挙、片や保身。桐の眼の反対側を見れば、都庁舎が聳えている。そっちは金銭欲、出世欲、名誉欲に加えコンプレックスの塊の都知事がいる。この機に資金集めのパーティをやったとか。その鉄面皮あまりに醜い。飽きれ果て、名を聞くものイヤだ。こちらも都議会は猪瀬追及に及び腰とか。

 秋景色に風流を愉しもうと思ったが、出るのは溜息ばかりだ。
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