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渡り来て人に媚びたる冬の鳥 [新宿御苑の野鳥]

kinkuro3_1.jpg 新宿御苑に例年通りキンクロハジロの群れが渡ってきた。年々個体数が減っているようだ。シベリアやユーラシア大陸北部で繁殖し、越冬のために飛来する。繁殖はおそらく原初的大自然の中で営まれようが、日本飛来と同時に、餌を求め人に寄ってくる。人は哀しい習性を教えてしまったようで、なんともやりきれぬ。かくいうあたしも、そんな姿を撮ってよろこんで?でいる。

 

 ちょっと落ち込んだが、考えてみればこの池のキンクロハジロは江戸時代の高遠藩(たかとおはん:現・長野県伊那市高遠町)の内藤家江戸下屋敷「玉藻池」時代から人に餌を貰うDNAを受け継いでいるのかもしれぬ。そう思えば多少のロマンも甦る。

 

 家のベランダでは、内藤家の菜園から広がったといわれる江戸野菜「内藤唐辛子」の二度目の実がたわわだが、時期が遅かったか、なかなか赤くならず緑のまま。いつ始末しようか迷っている。


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