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蒲の穂や満を持してのショーを見せ [花と昆虫]

gamanoho2_1.jpg 「へっつい考」シリーズ中の110日のこと。ちょいと“いいもの”を観せてもらった。その日は雪の予報に反して晴れ。強い北風が吹き抜けていた。「何を好き好んで…」と寒さに震えつつも新宿御苑へ。蝋梅が幾輪か咲き始めていた。そこから「母と子の池」へ。「アッ」と息を呑んだ。

 

 強風が吹く度に「蒲の穂」の綿毛が盛大に飛散するビッグショーが展開されていたじゃないか。蒲の穂綿が、緩やかな風に華麗な漂い、時に吹く強風に狂ったように乱舞。様々に変化する蒲の穂綿のショータイム。さて、高速シャッターで、いやスローシャッターで撮りましょうか。いや、この場合はムービーで撮った方が良かったのかもしれぬが…。

 

 東京生まれ新宿在住ゆえ「蒲の穂」は珍しい。葉が青い時期の、枯れてからのと二通りの「蒲の穂」にシャッターを切っていた。そのうちに「へっつい考」調べで、火打石で発した火花を移す火口(ほくち)に、蒲の穂綿が用いられると知った。そして穂綿の息を飲むスペクタクルショーを見たという次第。恐らくこれは蒲の「お・ま・つ・り」。

 

gamanoho4_1.jpg 蒲の穂綿には皮膚を収斂、止血効果あリ。昔は穂綿を袋に詰めて生理用品としても使ったとか。そう云えば、サメに丸裸にされた「因幡の白ウサギ」も、蒲の穂綿に包まれて傷を癒したと歌われている。

 今度はマクロレンズで、穂綿=種を撮ってみましょう。


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