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幻の伊豆大島ハワイ熱帯植物園 [週末大島暮し]

hawaiisyokubutuenn_1.jpg 島で散歩中に廃墟「伊豆大島ハワイ熱帯植物園」の前に出た。島通い20年の当初より廃墟で気になっていた。いい機会ゆえ調べてみた。

 ネット検索すれば、いとも簡単にわかった。PDFファイル「熱川バナナワニ園50年の歴史」がヒット。伊豆・熱川温泉に開園(行った記憶がある)した同園の経営で、昭和49年に「伊豆大島ハワイ熱帯植物園」を開園。昭和60年8月31日に閉園とあった。経営的にうまくいかなかったのだろう。昭和60年閉園なら、島の方なら入園体験があるかも知れない。今度島に行った時に、どんな植物園だったかを聞いてみよう。

 「熱川バナナワニ園」研究員によるサイト「学芸員の独り言」の昨年夏の記述に、こんな一文があった。~(キミノバンジロウが)伊豆大島ハワイ植物園では露地に列植されていて、完熟した実がとても甘く風味あり最高に美味しかったのが強く印象に残っている。

 キミノバンジロウ(黄蕃石榴)は侵略的外来植物らしいが、別名イエローストロベリーグァバ。フトモモ科バンジロウ(グァバ)属。甘酸っぱくジューシーな黄色い実が秋に成るらしい。今もひょっとすると同廃墟の金網脇に実が成っているかもしれない。これも次の島暮しで調べてみよう。

 我がロッジ近くにも〝ミニ廃園〟がある。何年前だったか、久しぶりに島に行くと、道路沿いに突如「ハマユウの丘」なる東屋付きの公園ができていた。ハマユウが咲き誇る景色を期待していたが、花も咲かず手入れもされず、今は藪と化している。

 追記:昭和63年刊「郷土資料字典」(人文社)に、すでに閉館後なのにこんな紹介文が載っていた。~面積1万6,900㎡。世界各国から集められた1,500種、3,000余本の椿が植栽されているほか、6棟の大温室がある。温室内には、大島と姉妹島関係にあるハワイで収集されたハイビスカス182種をはじめ、ブーゲンビリア、熱帯性スイレン、カトレアなど1,100種5,000本が植えられてあり、四季折々美しい花をみることができる。交通は元町港と園の入口を往復する遊覧馬車を利用(有料)するのが便利。へぇ~、遊覧馬車とは驚きました。

 追記2:ウィキペディアの「大島空港」を見たら、2009年と1976年の航空写真(国土交通省国土画像)が載ってい、それらしき六つの温室らしき建物が写っていた。


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