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1)十年国債金利0.221% [政経お勉強]

sihonsyugi_1.jpg 経済は恥ずかしながら全くわからない。税理士の手を離れ自ら確定申告をし始めた時に、理解出来ぬ経理言葉や合わぬ数字に発狂しそうになったこともある。さらに告白すれば数字が苦手。引き算なんかつい指を折りたくなる。〝完全な経済音痴〟のまま隠居になってしまった。ボケる前に多少の経済知識を得たいと思った。そこで手にしたのが水野和夫著『資本主義の終焉と歴史の危機』。満足に理解できなかったが、えらくスリリングな内容だった。

 日本の総理が自分の名を冠した〝アベノミクス〟とやらを国内外で高らかに謳っている。自分の名を冠したその連呼、その口元を見ていると、なんだか〝幼稚性〟を感じてしまう。これも直観だが、例えば「福島第一原発の汚染水は港湾内で完全にブロックされている」とシラ~ッと演説した時も〝アベシンちゃんの幼児性〟だなと思ってしまった。〝アベノミクス〟とやらを信用していいのだろうか。

 いまブログは横井也有『鶉衣』へ挑戦で〝頭の中は江戸時代〟だが、今年は併せて「アベノミクス」と『資本主義の終焉と歴史の危機』を軸に、初めての政経のお勉強をしてみようと思った。イヤ、お勉強というよりもボケ防止だな。隠居で有り余る時間を持ちながら、散財遊びもできぬ貧乏隠居の暇潰しです。

 水野著はまず「利子率の低下は資本主義の死の兆候」と題した項に、こんなことを書いていた。「10年国債の利子率が2%を下回るということは、資本家が資本投資をして工場やオフィスビルをつくっても、満足できるリターンが得られなくなったことを意味する」。

 本当かしら。ネット検索すれば財務省HPで国債金利情報が公開されていた。平成27年1月20日、10年国債は0.221%。「あんれまぁ~」。2%どころではなく大変な超低利じゃないか。1月22日の日経には「5年物国債、金利低下で募集中止。販売開始後初めて」なる活字も躍っていた。ふふっ、新聞の経済欄を初めて読んだ。

 水野著は昨年3月の刊。出版時より約1年で事態はかくも悪化しているらしい。同著によれば〝もう完全に資本主義の終焉〟だろうが、東京には高成長の象徴かのような超高層ビルが次々に建っている。経済ってぇのは本当にわからない。どこかに「やまかし」が潜んでいる。(続く)

この記事ではなく、昔のHPの「東京下町ことば」へのコメントを「kyokoさん」からいただきました。返信しますと<認証コードが一致しません>で、はねられちゃうんです。で、すいませんがここで返信です。コメントとリンクのご報告ありがとうございます。「おみおつけ」が志ん生で「おつけ」とは知りませんでした。勉強させていただきました。子供時分の下町ことばを思い出した後のあたしは、目下、江戸の文字を読みたく「くずし字」勉強中で「江戸の本」を少しづつ読み始めています。

迂闊にも気付くのが遅くすみませんでした。野鳥を撮られ、テニス趣味のkaikuuさんのサイト「あっちも・こっちも」が弊ブログを紹介して下さっていました。小生も左枠「読んでいるブログ」にリンクを張らせていただきました。ありがとうございます。


コメント(1) 

コメント 1

Kyoko

はじめまして。
「下町ことば」を楽しく読ませていただきました
(そちらのページにコメント欄がありませんでしたので
こちらにコメントさせていただいております)

わたしの書いておりますブログ(昭和30年代築地あたりの横丁はなし)で
下町ことばのページにリンクを張らせていただきましたので
事後とはなりましたが、ご連絡させていただきました。
なにとぞご了解くださいますようお願い申し上げます。
by Kyoko (2015-01-28 08:49) 

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