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大島町も「消滅可能性町」 [週末大島暮し]

ohsimazennkei_1.jpg 3月22日の新聞に、4月の統一地方選では「消滅可能性都市」とされる多くの自治体で選挙が行われる、との一文があった。そこで「消滅可能性都市」を知るべく、同データ発表の「日本創生会議」のサイトを拝見した。

 平成26(2014)年5月8日発表のデータが公開されていた。「人口移動が収束しない場合に、2040年に若年女性が50%以上減少する人口1万人未満の市区町村が全国で523=これを消滅可能性市町村」。気になる大島町も予想通り?ランクインされていた。

 消滅可能性のある市区町村=東京都大島町のデータだけを以下に記す。2010年の総人口=8,461人/うち20~39歳女性631人。2040年予測の総人口=5.556人/20~39歳女性443人。2010年から2040年の若年女性人口変化率=マイナス33.2%。人口移動が収束しない場合の若年女性人口変化率=マイナス55.2%。うむ、確かに大島では若い女性は少なく、赤ちゃんを見る機会が少ないし、ご高齢者がとても多い。

 このデータは何年か前から発表されてい、消滅可能性自治体になった「豊島区」は衝撃を受けて、女性在住者獲得と活発化を促す施策を模索していた。今月22日のテレビを観ていたら、若い母親らに提案を求めて「出産前の育児支援」「女性の起業」など〝消滅可能性都市からの脱却〟に22億円、50事業の展開を早くも決定と報じていた。

 さて、大島町はデータが発表されてから、若い女性の在住者促進に何らかの施策を打っているだろうか。いや、端から東京都頼りゆえに「消滅可能性市町村」といわれても問題意識も持たぬような気がしないでもない。

 時に島に滞在するあたしらも老人だが、島はご高齢者が多い。昔から若者は高校卒業と同時に島を出て行き、若い母親と赤ん坊は滅多に見ない。あたしらは島に行けばロッジから出歩かずに静かに暮らすだけだが、それでも前回の島滞在中に、三人の新たな移住者にお目にかかった。全員男性だった。これからは島に行って若い女性を見たら〝神々しく〟思い、赤ん坊を見たら〝宝物〟と思うに違いない。


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