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あぁ、双眼鏡が溶けて行く! [私の探鳥記]

sougankyoa_1.jpg 7月某日。「あっ、あの鳥は」。ベランダ側のチェスト上に置いてある双眼鏡を手にして「ゲッ」とした。気持ち悪くベタつく。数日前まではなんともなかった。消毒綿で拭く。次に中性洗剤で洗うがベタつきは消えない。「何じゃこりゃ」

 ひょっとしてと、自室の同種双眼鏡も確認した。ありりゃ、ラバーの一部が欠落しているじゃないか。「そんなバカな」。いじっていたらボロッとラバー部が剥がれ落ちた。「な・なんだ。怪奇現象でも起きているか」

 落ち着いてネットで「ニコン双眼鏡がベトベト」と検索。案の定、何件もヒットした。「ラバーコートが経年劣化で溶けてベトついたり、剥がれたりする」とあった。皆さん、ベトベト除去に四苦八苦されていた。

 製品は「Nikon sportstar」10倍。2008年11月に1万円ほどで購入。使い勝手がいいので、かかぁにも同じのを買った。小型軽量で携帯便利。ピント合わせが素早くできバードウォッチングに最適だった。

 そして7年目のこの惨状。こうなることがわかっているのだから、メーカーも販売店も「7年ほど経ちますと気持ち悪いベタ付き現象が起きますが、それでもよろしいでしょうか」と言うべきだろう。1万円の双眼鏡、かつ7年後のことゆえにユーザーは我慢だが、高額の光学機で同現象が起きたらどうするのだろうか。これはカメラのグリップ部分でも起こるとか。

 ネットには、ベトベト除去には無水エタノール(アルコール?)で拭くのがいいとあった。また「気持ち悪いからずべて剥がしたら30グラム減でスッキリした」のレポートもあった。怪奇現象ではないとわかってホッとし、あたしも全ラバーを剥がすことにした。ボロッと剥がれてスリムになった。あなたの双眼鏡やカメラは大丈夫でしょうか。(追記:友人のブログで、この現象を「加水分解」と知った。彼は雪山用ゴーグルが「加水分解」して壊れたとサラッと記していた。ネットを見るとスニーカーの踵部分もそんな現象が多く起こるらしい)


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