突けば散る露のつらなり程の過去 [花と昆虫]
梅雨入りだってねぇ。「露」は秋の季語だが、梅雨になると「露」を撮りたくなる。あたしの過去は虚業っぽい仕事(歌手や楽曲プロモーションのお手伝い)が多かった。
それら仕事は時と共に色褪せる。係った歌手らも9割はリタイアしていよう。隠居して昔の仕事を思い出すことも稀だが、こんな自虐句が浮かんだ。「突けば散る露のつらなり程の過去」
先日、昔の関係者から突然の電話。「あの連載を某国で転用連載させて下さい」「ご自由にどうぞ。先方の許可を~」「先方があなたの許可次第と言っています」。
知らぬ地、知らぬ言葉に翻訳されて、また1年間の連載が始まるらしい。突けば散る露ほどの仕事ばかりだったが、突いても散らぬ露のひとつふたつはあるってことらしい。「つ」のリフレレイン句。
2016-06-08 06:08
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