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文鎮ならぬ〝グズ鉄〟集め [暮らしの手帖]

buntingun2_1.jpg 〝がらくた文鎮〟集め続行中なり。骨董市は〝愉しい散歩〟でもあり。過日、再び東京フォーラム「大江戸骨董市」へ行った。目指すは数千円ほどの文鎮。これは骨董領域ではなく、間違いなく〝クズ鉄集め〟。

 意匠よりも、手に取った時の〝重さ〟が肝心。今回は重さが気に入って、使いもしないだろう滑車付き分銅(1300円)と「鯉の文鎮」(2500円)を買った。「鯉」には〝20周年小山台小学校〟なる文字が読めた。記念品だな。

 三歳の孫が遊びに来て、机の文鎮群を見て「あっ、お魚さんが増えた」と言った。PC好き孫と「なんの魚かしら」とネット検索すれば、同じのが載っていた。「高岡鉄器〝鯉〟2000円」。ありゃ~、500円高く買ってしまった。

 当初、これら文鎮群は「誰が何処で造っているのだろう」と思っていたが、これらは今も全国の鉄器、銅器、鋳物産地の工場で造られているらしいとわかった。有名彫刻家による高価な物もあるが、これら数千円ほどの文鎮は工場の片手間仕事か、ノベルティー(記念品)受注で造られているのだろう。

 今度は骨董市のお兄さんに「こりゃ高岡(富山県高岡市)が南部(岩手県・南部鉄器)か、いやぁ川口か山形鋳物かなぁ」などと呟きつつ買ってみようかしら。

 写真は稼働頻繁な3文鎮。右の「牛」の稼働率がすこぶるいい。鉄の塊ゆえズシリッと重い。キーボードを立て掛けてソコに置けばビクとも動かなくなる。「鶏の親子」は文庫・新書の見開き止め、筆写や水彩の文鎮に丁度いい。「鯉」は単行本の見開き止め、絵を描く時の文鎮に塩梅がいい。

 「鯉」は赤錆びていた。サンドペーパーで磨けば凸部が光り出した。「牛」はメッキを磨き落とせば、グラインダーで削った部分に鉄の照りが出た。そんな独り遊びでニヤニヤしていることもある。

 〝クズ鉄集め〟をしていると耳にした姉が「法隆寺の古釘をあげようか」と言った。函書き付きで、これが満足に読めない。次回はソレをアップして得意な方に解読していただこうと思っている。


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