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大腸内視鏡検査の告白(1) [暮らしの手帖]

naisikyoukensa1_1.jpg 昨年、大腸内視鏡検査(ポリープ切除)を二度受けた。今年の定期検査日に仕事があり、再予約で大病院へ行った。待合席に座っていると、同年輩の男性がオズオズと話しかけてきた。

 「あのぅ、すでに内視鏡検査をお受けになったご様子で~。私はそれがイヤでイヤで逃げ回っていたんですが、家内がうるさくて」「そりゃ、誰だってイヤですよ。ケツから何かを突っ込んで調べるなんざぁ~」「そう、そうなんです」。彼は小生の検査体験を聞きたく擦り寄って来た。

 そんなことがあったゆえ「大腸内視鏡検査体験」を記すことにした。それは数年前のこと。新宿区の高齢者健康診断で「便潜血・陽性」。女医さん「大病院で内視鏡検査を受けて下さい」。「てやんでぇ~、その血とやらは痔のせいよ。でぇいち、ケツから何かを突っ込まれるような検査なんぞ、真っ平御免でぇ~」

 女医さん、その後も会う度に内視鏡検査を勧める。ふとした機会に息子にそれを話せば、会社の健康診断から内視鏡検査でポリープ切除したとサラッと言いやがった。ふ~ん、それが今の世の〝当たり前〟かと気付いた。ケツから突っ込まれることが大ごとで嫌悪を覚えるのは、古い人間ってぇことらしい。かくして半年後にやっと受ける気になった。

 当日の朝、「ニフレック」なる下剤薬を2リットルの水に溶かし、2時間で飲み切れと。1時間1リットルほどで便意。何度目かで便は水になり、小便のようにジャージャーと勢いよく排出。便器の溜まりが透明になった。

 下剤のイヤな味に、最後は吐きそうになったが、2リットルを飲み切った。大病院は近いゆえ、漏らさぬようゆっくりと歩いて行く。ケツが裂けた検査着で検査室ベッドに横たわる。痛みを感じぬ鎮痛剤(注射?)のせいかで、ケツから何かを突っ込まれる〝苦痛・屈辱感〟もなく、大腸内で何かがモゾモゾと蠢いている感じ。

 小1時間も横たわっていただろうか。ポリープを幾つも切除し終わって、看護婦がつぶやくのを耳にした。「数は多かったけれど、小さかったから大丈夫そうね」(大腸癌ではないの意らしい)。検査とは云え、ポリープ切除だから簡易手術と言ったほうがいいかも。検査・切除後は安静室で1時間ほど過ごして帰宅。(長くなったので、続きは次回~)

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