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波の法則? [スケッチ・美術系]

ohnami1_1.jpg 波の習作4作目は、不透明水彩風になって失敗。今回は絵よりも「波のお勉強」。気象庁HPに~「風浪」「うねり」は混在しており、それらをまとめて「波浪」と呼ぶ~とあり、それも踏まえての俄か勉強。

 波の発生は、海流や月の引力(高潮)の影響もあるが主に風に起因。風で海面に〝さざ波〟が発生する。風が強いと尖った部分が風で白く跳ぶ。小生はそれを「兎が跳ぶ」と言う。ヨットに乗っていた若い時に知った言葉だろう。

 兎がたくさん跳ぶと、天気予報は概ね波高3m以上。竹芝~大島航路欠航も危ぶまれる。それが激しくなると「波浪注意報」へ。そんな海には「うねり」も発生する。大きな「うねり」に船はピッチング(縦揺れ)、ローリング(横揺れ)で船客は船酔いする。この「うねり」発生は、さざ波~白波~風浪。そして風が止むと波長の短い波は減衰し、波長の長い波が残って「うねり」になるらしい。

 よって「うねり」の主な基も風(台風)になる。「土用波」も南方で発生の台風波が、うねりになって海岸に到達する波のこと。波は沖から岸に迫るに従ってグンと高くなる。サーフイン写真を見ると、チューブのすぐ横の「静かな?うねり」に、関係者や写真家らが乗ったボートが群がっている。チューブが海底形状によって起る現象とわかる。

 磯に砕ける大波があるも、沖はベタ凪のように見える時もある。これは波長が数百mと長いためだろう。先月の大島で大波を撮っていた時に、さらなる大波が襲ってくるのは幾波目かを数えてみた。一定のリズムがありそうだが、どうやら決まっていないようだった。これを波長で分類すると「風浪=波長数m」「うねり=数百m=土用波、台風」「津浪=数㎞~数百㎞」らしいが、俄か勉強ではよくわからない。

 若い時分に葉山の堤防で釣りをしていた時のこと。穏やかな海で長閑な釣りだったが、突然に大波が襲ってきて堤防に置いていた釣り道具一式が波に浚われたことがあった。これは怖い。〝一発大波〟というらしい。

 隠居になるってぇと〝初お勉強〟が増える。それまでは仕事がらみで、初めて自分の関心・疑問・趣味になるからだろう。「貝」も「波」も今回が初勉強で、隠居も結構忙しい。昨日は神田古本市で遊んだが、自然科学系の本は僅少。また余計な本を買い込んでしまった。

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