吾が孫か愛でいたはりて月桂樹 [暮らしの手帖]
20年前に月桂樹〈ローリエ)を大島の庭に植えた。女房の友人ら(おばさん連)が島に来ると、誰もが月桂樹の葉を持ち帰った。肉料理用ハーブとして使うとか。買う程でもなく、庭木から頂くのがベストらしいが、その月桂樹が5年程前に塩害で枯れた。
以来、東京で近所の公園の立派な月桂樹から幾葉かを失敬してきたが、その木が何故か突然に跡形なく伐採された。以後は散歩途中に月桂樹を見れば、女房が数葉をコッソリ失敬して保存。
かく月桂樹に不自由をして、園芸店を見れば必ず探すも出会わず。それが年末に中野のホームセンター「島忠」へ行った際に、コレ(写真)が売っていたんです。450円也。
鉢に植え替えたが、真冬のこと。初年度の冬は大事に育てようと、夜間は部屋に取り込み、陽が当たればベランダに出している。ひと冬越せば、そんな過保護は必要なかろうが、まぁ、そんな風に手をかけて、まるで孫を愛でるような気の使いよう。
他にベランダには、挿し木で根付いたムクゲが5本ほどあるも、晩秋に葉が落ち、今は爪楊枝風です。小鉢で買ったブーゲンビリアも植え替えたが、これまた葉が落ちて枯れ木のようです。春になれば、きっと芽吹くに違いないと見守っているが、春はいつ来るのでしょうか。
2019-01-27 06:28
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