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『コロナ後の世界を生きる』熊さん風まとめ② [政経お勉強]

byousitusora_1.jpg さて八っつぁん、今度は日本だ。「7年一強」の安倍政権が、コロナにまったく無能を晒らした。「アベノマスク」、『うちで踊ろう』コラボで自宅で寛ぐ動画アップ~。長屋の皆も「この人、頭狂ったのかしら~」と驚き、誰かが「こんな人が政治をやっていることが緊急事態」に大爆笑した。

 八「自民党議員の4割が世襲議員。高額な税金収入で代々暮して来た輩らに、政治が出来るワケがねぇ。加えて爺さんの多いことよ。時代はとうに変わっているのに、彼らの頭には戦後の高度成長経済ばかりが残っているみたいで、新たな時代センスが微塵もない。

 そんな彼らが官僚人事を握り、忖度役人ばかりが周囲を固めている。右翼団体の「美しい国」を、自身の政治標語にするような首相の下で「憲法に緊急事態条項を入れる」など許せるワケもない。コロナでは厚労省も体たらく。医系技官を抱えた独特の省庁とかで、他者の話を聞かず。融通効かず。臨機応変・スピード感もない。そのなかで知事らがクローズアップも、知事と国の責任なすり合い。経費負担の駆け引き。元官房長官・菅総理が誕生したが、この方はとても総理の器ではなく、リーダーシップ欠如で、コロナ対策は後手後手。就任数ヶ月で早くも不支持率が上回った。この先の日本はどうなるのだろうか~。

 彼らは、未だコロナより「東京オリンピック」に執着。その五輪も「選手ファーストならぬ政治ファースト」が透けて見える。アスリートらが、政治から独立する覚悟をもって奮起するなぁ~んてことも出来そうにない。

 オリンピックと云えば巨大建築だ。街は「超構想ビル林立」の勢い止まらず。それでいて今は、オフィスいらずのリモート推奨の矛盾。ハコ=空調・石油。私たち世代の子供時代は、夏は縁側で、狭いながらも庭を造って涼んでいたもの。だが今は気候変動・地球温暖化で夏にエアコンなしでは死に至る。

 小泉進次郎が、気候変動阻止への脱炭素社会へ動けば「それで経済成長ができる~」と菅総理が乗ったとか。やはり根本がズレている。すでに民主主義も資本主義も老化・衰退に向かっている。民主主義は米国のトランプの例からも読み取れる。為政者は「そんなものは形だけあればいい」と嘘ぶいている。少数が世界の資産のほとんどを独占し、実体の伴わない株価上昇。格差は地域・人種に及んで限りなく広がるばかり。日本のコロナ禍ではシングルマザーと子供達、派遣社員、さらには医療従事者、介護福祉関係者へ厳しいシワ寄せ。非常事態宣言で飲食関連者がピンチを迎えている。

 コロナは「ボーダーレス」感染も、その対策はそれぞれに歪みを抱えた国家間の「ボーダーフル」対応で、世界は疲弊するばかり。それでも世界はペスト、新大陸に持ち込まれた梅毒、コレラ、スペイン風邪~と何とか克服して、その都度、新しい世界を築いてきた。コロナもいずれは収束し、その後にニューノーマル(コロナ後の世界)へ向かうのだろう。

 新たな民主主義・資本主義は、シングルマザーと子ら、派遣社員ら、苦学生ら、さらにはエッセンシャルワーカーを守る体制、テレワークなどの新たな働き方、自然を大事に、自然と共に暮らす道へ進むような気がしないでもない。同じ意で「経済」もまた利益追求型概念はもはや通用しない。例えば環境を守る投資は不経済ではなく、国民総生産向上も人類の幸せ指数にならない。それを「超経済学」と云うそうな。

 政治家もまた、今の爺さんらに引退していただき、例えば台湾のIT担当大臣のジェンダーレス、オードリー・タン氏のような新しいタイプの新人類で形成されるのが望ましい。シューマッハー著『スモール イズ ビューティフル』では慈円『愚管抄』より~8万歳から10歳に歩み下り、再び10歳から歩み始める~が紹介されているとか。人類はこのコロナをどう収束させ、どんな新しい世界を歩み出すのだろうか。そこに希望を抱いて、この項を終わります。写真は尿道カテーテル・点滴装着で、以上を考えつつ入院病棟から見ていた新宿の夕陽。 

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