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昼は単、夜は集団のハクセキレイ [野鳥関連本]

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 「鳥撮り」には原初の営みを垣間見る歓びがあると書きましたが、一方、鳥から「今」が見える場合もあるんですね。6月21日のブログに川内博著「大都会を生きる野鳥たち」をアップしましたが、唐沢孝一著「ネオン街に眠る鳥たち」にも現代環境に順応して逞しく生きる鳥たちの生態が紹介されています。…というより両著者共に「都市鳥研究会」の方で、取りあげている鳥もスズメ、ツバメ、ムクドリ、ハシブトガラス、ワカケホンセンインコ、キジバト、ユリカモメ、カワウ、ハクセキレイ…と「もろカブリ」。引用の調査データも同じかも。ちなみに「ネオン…」が91年刊で、「大都会…」が97年刊。まぁ、どちらかを読めばいいって感じですね。ハクセキレイは望遠レンズで遠くの鳥を狙っていますと、眼の前をヒョコヒョコ歩いていて、思わずついでに撮ってしまう鳥です。先日は葛西臨海公園で珍しい親子連れを撮りましたが、これはシベリアオオハシシギを狙っている合間に撮ったもの。余りに近過ぎてAFが利かずマニュアル撮影になります。いつかは彼らのネオン街の木や看板やビル壁、はたまた工場屋根などで何百、何千羽に及ぶ集団塒(ねぐら)の様子も撮ってみたいと思いますが未だ果たせていません。昼は単独行動で夜は集団塒なんてちょっと変ですね。本来はそんな生態の鳥ではなかったはずだが、どこかで狂ってしまったようです。いや、ちょっと狂っていなきゃ生きていけぬのが現代なんでしょうなぁ。


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