石川勉著「東京湾の渡り鳥」 [野鳥関連本]
伊豆大島に行く前、10月21日の朝日新聞「渡り鳥消えた 千葉・谷津干潟」の記事をアップしたが、その谷津干潟に19年間にわたり毎週通って種類別に渡来数をカウントした観察記録などを収めたのがこの石川勉著「東京湾の渡り鳥」。その腰巻キャッチコピーは「谷津干潟の自然誌」。新聞の通り今年の谷津干潟は閑散たるもので行く気にもならぬが、本当はこんなに素晴らしい野鳥の楽園なんです…と読んでいるとワクワクしてくる。同書には谷津干潟に飛来するシギやチドリが南下して越冬するオーストラリアやニューギニア、また繁殖地のアラスカ・ツンドラ、加えてフィリピン、タイ、香港のバードウォッチング紀行も収録。著者は日本橋浜町の中華料理店「鳳蘭」店主。確かアルフィーの坂崎君(彼はアルフィーがメジャーになる前から亀飼育に凝っていて、亀の話を何度か聞いたことがある)の推薦サイン入り野鳥本も出版されていたように記憶している(立ち読みした)。あたしの葛西臨海公園や三番瀬、東京港野鳥公園でのシギ・チドリの教科書になっている。(1993年、晶文社刊、2300円)
2008-11-13 07:13
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