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野鳥エッセイ本2冊 [野鳥関連本]

yacyoessay_1.jpgfieldessay.jog_1.jpg 新宿御苑の鳥撮りを終え、大木戸門を出たところの新宿区民ホール7Fの四谷図書館で借りた野鳥本8冊のうちのエッセイ2冊。最初は柴田敏隆著「カラスの早起き、スズメの寝坊」(新潮選書)。鳥の生態観察から、それを人の営みや社会生活にこじつけることを「文化鳥類学」として書いている。月刊誌連載エッセイで、月に一本読むのはいいが、まとめて「こじつけ」を読まされると「ちょっとぉ~」って気にもなってくる。最終章ラストに著者はこう書いてしめている。「西洋の科学は、動物と人間とを厳然と区別し、軽々しく動物学上の法則を人間に当てはめることを慎むべきこととしているのであるが…」。全編最後で自らの「文化鳥類学的エッセイ」を全否定しているのには、まぁ驚いた。2冊目は以前に同じく図書館本で読んだ「ネオン街に眠る鳥たち」の著者、唐沢孝一「都市鳥からフォークロアヘ」。経済誌、PR誌、宗教誌、不動産業界誌、行政や政治団体機関誌などから教科書掲載文まで、それまでに書かかれた膨大エッセイをまとめた本。あたしの企業PR誌編集経験から言えば、それら編集者が自然エッセーものを依頼原稿したくなる気持ちがわからぬでもない。両著共に鳥撮りにくたびれた後や、雨で鳥撮りに行けぬ日などに寝っころんで読むにぴったり。読めば野鳥マメ知識がたっぷり得られます。


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