いにしへの江戸を見直すツリーかな [東京スカイツリー]
一昨日の東京スカイツリー。前回の写真より大変化です。まず第2展望台が大きく膨らんできた。天辺に何やらニョキッと出始めた。「制振装置」とやらでよくわからぬが、これで510mほどになったろうか。後はアンテナが伸びることになる。
新宿はコリアンタウン・新大久保から双眼鏡でツリーを見ているってぇと、いつしかツリー基部の業平、浅草、隅田川を想ってしまう。大好きな志ん朝落語なら「文七元結」をはじめ多くの演目が下町舞台だ。廓(吉原)噺しかり。(先日、大阪の噺家さんのホール落語に行ったが噺の舞台が淀川でピンとこなかった)。明治・大正文学にも「隅田川」は欠かせぬ。いや、江戸の戯作者、浮世絵師、出版もあの辺りでうごめいていた。今どこかの美術館で蔦屋重三郎展をやっているようだが、蔦屋だって吉原の門前が出発点だ。
「東京スカイツリーってのは江戸文化を見直せよ」と言っているような気がしてきた。江戸庶民はみんな貧しかったが、おおらかだった。粋だった。親切だった。人情があった。天気の好い日に鳥撮りをお休みして、向島あたりをのんびりと散策してみようかしら。※ブログ左枠の「カテゴリー」より「東京スカイツリー」クリックでどうぞ。
2010-11-26 08:17
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