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藪んなか鳥も通わぬツグミかな [私の探鳥記]

hati1_1.jpg ハチジョウツグミは対岸の遠く藪ん中から出て来なかった。「そろそろ水呑みに来るぞ」。そんな声を掛け合って川際に出て来るのを待つが、あたしは午後1時で諦めた。写真は藪から出た一瞬。400ミリでは拡大トリミングしても証拠写真にもならず。いずれリベンジ。まずは見たということでライフリスト157。

 かつて新宿御苑で「ハチジョウツグミ撮れました」と訊かれた。ハテなと調べれば京都御苑に出ているらしく、その方は御苑違いの早とちり。かくしてハチジョウツグミを知った。しっかり撮ってみたかったが・・・。

 八丈鶫。なぜ八丈か、よくわからぬ。細川博昭著「大江戸飼い鳥草紙」に滝沢馬琴が著した「禽鏡」一覧表があり、ツグミ・ハチジョウツグミ・トラツグミ・クロツグミ・・・とあり。天保5年(1834)刊。ネット調べでは、それより26年前、文化5年の佐藤成裕「飼籠鳥」に載っているとか。この時代の八丈島は「鳥も通わぬ八丈」で渡るには黒瀬川(黒潮)が阻んでいた。重罪流刑地。まさかその時代に鳥観察が行われたとは思えず、そんなに遠い八丈から来たんじゃないかというほどに稀な鳥・・・の意かと勝手に思った。


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