最後の「GOGOBIKE」は洗足池へ

　14㌅自転車が２台になって、最初のGOGOBIKE（写真）を貰って下れる方が決まった。かくして8月2日に最後のポタリング。大田区洗足池へ走った。

　そもそもは腰痛と踵痛で、歩くより自転車と思い立ったのが昨年１２月初旬のこと。マンションに自転車置き場なく、マンション前歩道にズラッと自転車が並んで悪評ゆえ、「自室に置けるなら」と云うかかぁの許しが出て、折り畳み自転車を購うことになった。知り合いの自転車屋にパナソニック製二つ折り自転車を発注し、店を出れば店頭にGOGOBIKEあり。店主がアウトドア遊びの際に車に積んでおく自転車とかで、それを譲ってもらうことに変更した。これ、一瞬にペチャンコになる。歯車が改造されていて実によく走る。気に入って都内疾駆。新大久保から両国辺りまでひとこぎだ。

　そのうちに「輪行」とやらをしてみたくなった。ペチャンコではなく二つに折り畳めて軽量の自転車が欲しい。そこはマニアックな世界で、10万円を超えるブランド製の百花繚乱。貧乏隠居の身にふさわしい値の8.5㎏のAL-FDB14ってのを購った。これを「輪行」専用とし、都内ポタリングに20㌅の変速ギア付き折り畳み自転車が欲しく、DAHONの廉価車を購うことにした。かくしてGOGOBIKEと別れる最後のポタリング。

　大久保から明治通りで恵比寿へ。ここから駒沢通り。祐天寺の商店街に懐かしき店あり。25年前のこと、当時熱中のダイビング仲間の集合地がそこで、当時と佇まい不変。「あぁ、Ｈちゃんはずっと同じ商売してんだぁ」。早朝ポタゆえＨちゃんに会えずも、彼に比して己の25年間の波乱・流転の人生よ！と思い出しつつ、環七南下で洗足池の勝海舟お墓へ。帰路は中原街道。走り出せば、おや、また懐かしき「旗の台」。ここは40年も前のこと、赤坂見附のＰＲ会社が「旗の台」の洋館に移転し、ここに寝泊まりするように働いたことがあり。近所に老年紳士と30代の美しき女性の曰くありげなカップルが開いた喫茶店があってよく通ったもんだ。ふふっ、長くなるからここで止める。東京を走れば東西南北の彼方此方に、我が人生の思い出ばっかりだ。明日から小・中チャリ2台体制です。