勝海舟旧居巡り(1) [幕末維新・三舟他]
勝海舟「本」読了で、酷暑ん中を中チャリを駆って赤坂の勝旧居巡りをした。赤坂山王下から乃木坂を上がって赤坂五丁目交番を左折。さて、この辺のはずだがとポケットから地図を取り出せば、目の前が「勝海舟邸跡」だった。濶部真長「勝海舟」と詳細史跡案内板を参考に、以下を記す。
勝海舟は、19歳で剣聖・男谷精一郎(従弟)の本所道場より免許皆伝。剣術の次に熱中したのが蘭学。赤坂溜池の黒田藩邸の蘭学者・永井青崖より学んだ。23歳で2歳年上の深川芸者お民さんと結婚。永井先生の許に通い易くと赤坂田町中通り(現・みすじ通り)のあばら屋に所帯を持った。極貧生活をお民さんがよく支えた。本所の勝っつぁんが、ここから赤坂の勝っつぁんになる。安政6年、37歳で赤坂元氷川に移転。氷川神社の裏で盛徳寺の隣。ここが写真の地。「THE GABY」なる店の角を曲がったところに「元氷川坂」の案内柱あり。
勝部真長著「勝海舟」では、この地より数分の49歳から亡くなるまで住んだ「勝安房邸」での暮らしを紹介した章に同邸家屋図面と、それ以前に住んでいたこの勝海舟邸の古地図が掲載されていて、なんとも紛らわしい。この古地図(下写真左)と現在住所表示を比べてみると、昔も今もあまり変わっていないのがわかる。実際に訪ねてみると、わからぬこともわかってくる。次はその終焉の地へ。
2011-08-18 07:37
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