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菊花壇明治時代に誘ひたり [花と昆虫]

kikutocyo1_1.jpg 毎日が日曜日の隠居だが、小春日和の土曜日は心が躍る。午前中に図書館巡りで、午後は御苑でお弁当。

 先週、四分咲きだった「菊展」の菊が満開になっていた。菊と紅葉。これまた色彩豊かで、まさに小春日和。野菊の「懸崖作り」に、蝶(紋白蝶と紋黄蝶)や蜂が舞っていた。

 新宿御苑は昭和24年に公園開放。あたしは子供時分に、オタマジャクシ採りに夢中になって池に落ちた。泣きながら大木戸門から四谷の親戚宅に走った。あれは開園直後のことだったか。

 御苑開放前、鹿鳴館時代にはあのドレス姿のご婦人方も菊展を楽しんだそうな。図書館で借りた江見水蔭著「明治文壇史」は、当時の文壇エピソード集。あたしは帰宅後、毛布にくるまった寝転び読書で、明治を彷徨って遊んだ。

 秋の紅葉ならぬ尾崎紅葉がらみの記述が多かったが、尾崎の葬儀で坪内逍遙が脳貧血で倒れた、音二郎・貞奴の「オセロ」脚本料が超破格の千円だったとか・・・。おぉ~、尾崎紅葉が牛込北町の大田南畝屋敷跡に転居し、その後に江見水蔭が入ったとあった。「大田南畝~大田南岳~尾崎紅葉~江見水蔭」と続いたと記し、その家屋スケッチも載っていた。これは注目、大発見?記述ゆえ、後日改めて記す。


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