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大寒をはぜて知らせるイカルかな [おくのほそ道]

ikarumure1_1[1].jpg 芭蕉さん、酒井湊でもう一句詠んでいる。36句目。 <暑き日を海にいれたり最上川> 暑い一日を最上川が海に流してくれたおかげで、夕方になって少し涼味が出てきたよ・・・の意。

 「暑き日を」を明日21日の「大寒を」としたら、こんな句が出来た。<大寒をはぜて知らせるイカルかな>。鳥撮り数年だが、なぜか大寒の日に小金井公園でイカルの群れを撮っている。50羽ほどの群れが、木々から一斉に舞い降りて、落ちた木の実を啄む。枯葉の音と木の実を割るパチパチというはぜたような音が、静かな公園に地鳴りのように響き渡る。黄色い頑丈なクチバシと実を割る音。眼と耳を愉しむのは、これまた冬の風流なり。この舞い降り、飛び散るを5~10分おきに繰り返すが、2年目に群れの中に希少種のコイルカが混ざっていることを知った。ファインダーの中で頭の黒が喉まで広がっているコイルカを探す。

 さて、今年は冬鳥の出が例年に比し大きく遅れているようだし、天気予報の按配もよくない。果たして今年の大寒(明日)も小金井公園でイカルの群れに逢えましょうか。


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