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刈り込んだ芝も束のま草いきれ [おくのほそ道]

kijibato_1.jpg 芭蕉が一夜泊めてもらった全昌寺を発とうとすると「若き僧ども硯をかゝえ、階(きざはし=階段)のもとまで迫来る」。ぜひ一句をと追いかけてきたので即吟してこう詠んだ。<庭掃て出ばや寺に散柳> 一夜泊まった寺を出るにあたって庭を掃こう、ちょうど庭の柳も散っているの意。「出ばや」の「ばや」は接続助詞「ば」+係助詞「(や」。未然形に付いて「~したら」。已然形について「~(た)から」。

 マンション7Fの東京暮らしには庭がないゆえ、当初は大島ロッジの庭仕事が楽しかった。マメに通っていたから芝は5ミリほどに刈り、雑草があれば一本一本抜いていたもの。次第に島に通う回数が減って、久し振りに島に行けば庭は逞しき雑草に被われている。あれほど丹精した芝は消えた。今はエンジン草刈り機をブルンブル~ンと振り回し、土が見えるまでの雑草刈りに相成った。<刈り込んだ芝も束のま草いきれ> 土がむき出しになると、出てくる虫がご馳走なのか、キジバトのつがいが必ず降りてくる。「おくのほそ道」シリーズあと6句。

 ※昨日、大久保の7F自宅ベランダのローズマリーにメジロが遊びに来始めた。昨年は1月18日からだったので、文字通り鶴首して待っていた。今年は22日遅れ。さっそく歓迎のミカンをあげた。


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