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川向ふ鬢付け含む初夏の風 [新宿発ポタリング]

natubasyo1_1.jpg 昨日の晴天に誘われて自転車を駆った。神田で古本漁りと思っていたが、身体がまだ走りたがっていたのでペタルを踏み続けた。テレビでよく観る「ガッツおじさん」の「たいこ茶屋・おさかな本舗」があった。寄ろうと思ったが「食べ放題千円」の「食べ放題」が好きじゃないからスルーして大川を越えた。

 初夏の陽に、ツンッと鼻を突く香り。お相撲さんらが彼方此方で歩いていて鬢付け油の匂い。そう、両国は夏場所なり。国技館前では「入り」の相撲取りに「いよ、頑張れ」などの掛け声と拍手。遅い午後には幕内力士らの「入り」でもっと賑わうのだろう。

 写真下は隅田川沿い散歩道の壁画(印刷)で、昔の国技館「大鉄傘」。明治43年印刷の「東京名所之内 両国大相撲国技館之図」とあった。チンチン電車、自動車、馬車、人力車、自転車が走っていた。明治43年と云えば「大逆事件」で全国の社会主義者や無政府主義者ら数百人が一斉検挙され、翌年に12名が処刑、12名が無期懲役になった年。明治42年には新宿大久保に撮影所を設けた梅屋庄吉が板垣退助の要請を受け、この「大鉄傘」で「大西郷一代記」を上映した。

ryougoku1_1.jpg 国技館の向こうに東京スカイツリーが聳えていた。日々、大久保のマンション7Fからスカイツリーを観ているが、近くで仰ぎ見ると迫力がある。吸いつけられるようにペタルをこぎ続けた(続く)


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